韓経:韓国、「輸出から産業構造の高度化」に方向転換

  • 2016年4月6日

21日に就任100日を迎える周亨煥(チュ・ヒョンファン)産業通商資源部長官の主な関心事が「輸出」から「産業構造の高度化」へと移った。究極的な輸出の成長は結局、産業構造の高度化にかかっているという判断に従ったものだ。

最近になって輸出がある程度回復する兆しを見せていることも関心が移った要因に挙げられる。

周長官は1月13日に就任式を終えるとすぐに製薬関連の包装機械専門生産の輸出企業であるフンア技研を訪れた。輸出の現場を点検するという趣旨からだ。翌日の14日にも輸出の中小企業のボリョンメディエンスを訪問した。

1月の輸出額が史上最大幅となる18.9%(前年対比)も急減するなど輸出戦線が非常事態になった時点だとして周長官の関心事もすべて輸出の回復へと傾いていたとの分析だ。このような雰囲気は先月23日に1泊2日で開かれた「輸出キャラバン」行事まで続いた。

だが輸出の減少幅が3月に入ってから一桁(8.2%)に減るなど改善の兆しを見せると、周長官はこれまで次の順位にとどまっていた産業構造の高度化作業に力を集中し始めた。産業部高位関係者は「産業部が昨年下半期から相次いで出した輸出回復のための短期対策はほとんど消尽し、今や輸出回復のためには韓国の産業構造の分析が必要だという周長官の判断に沿ったもの」と説明した。

これに伴い、最近になって産業部の核心部署に挙げられている産業政策室と産業基盤室は周長官が指示した「業種別構造化案」をつくるために連日夜勤の状況だ。産業政策室と産業基盤室の下にある22課がこれに該当する。

周長官の指示事項は自動車・半導体・鉄鋼・石油化学など韓国の全主力業種と新たな成長動力に挙げられる分野の現況と克服案だ。

例えば韓国の石油化学製品のグローバル供給過剰の有無から技術水準、規制水準などを把握して、これを解決する内容だ。

該当室が準備した報告書を、周長官は何度もはねつけたという。産業部の該当ラインに勤める官僚らの体重がここ1、2カ月で3~5キロ落ちたという話が聞こえるほどだ。

周長官は各室長・局長が報告した内容に自身のアイデアまで加えているという話だ。産業部関係者は「企画財政部出身である周長官がマクロ的に産業を眺めるため、これまで産業部が慣性的に行ってきたアイデアに満足しない場合もある」として「周長官が直接アイデアを出してそれについて該当部署が海外事例を探して仕事をしている」と話した。

周長官と産業部の官僚らが作成中の「産業構造高度化案」は4・13国会議員総選挙後に徐々に下絵を見せるものと思われる。産業部はすでに鉄鋼協会など該当の民間協会とともに業種別の産業構造調整サービス報告書の発注を準備中だ。

民間協会が自発的に業種別の構造調整案をコンサルティング企業などに任せ、その結果を検討した後で産業部が各企業を説得して構造調整に出るという計画だ。業種別の構造調整を盛り込んだ報告書は早ければ6月、遅くとも7月頃に出てくる見通しだ。