韓経:<輸出不振の理由ある>主力品目10年変わらず

  • 2016年3月25日

韓国・中国・日本・ドイツ・台湾など輸出5大強国の中で、韓国だけ10大主力輸出品目が10年連続で変わらないことが分かった。輸出の上位10大地域が全体輸出に占める割合も、5カ国中で韓国だけが高まっていた。史上最長14カ月連続で輸出が減少している韓国としては、輸出主力品目と地域多角化に努めなければならないという指摘が出ている。

◆ドイツ、航空機・宇宙船を主力品目に

24日、産業通商資源部が主要輸出国の主力品目と輸出市場の変化を比較分析した結果によれば、韓国の昨年の10大輸出品目は2005年と同じと調査された。車両や機械類など一部の順位が少し変わっただけで、電気機器・機械・自動車・船舶・プラスチック・鉄鋼・光学機器などの品目は10年連続で変わらなかった。

一方で中国・日本・ドイツ・台湾などほかの輸出競争国は、同期間(台湾は2008年対比)に新しい主力品目が登場しながら変化が活発だった。中国は10年前にはなかった車両および部品を昨年627億ドル分輸出して7位品目に上がった。日本と台湾は石油化学製品の一種である鉱物性燃料、化学生産品などがそれぞれ新たな輸出主力品目として登場した。ドイツもやはり高付加価値産業である航空機や宇宙船および部品が昨年376億ユーロ分輸出されて、主力品目として登場した。

産業部関係者は「半導体や自動車・鉄鋼・造船など韓国の主力業種の競争力が持続しながら主力輸出品目の変化がなかった面もある」として「だが中国など後発国の追撃が加速化する中で未来に備えた新しい輸出動力を見出せないのが最近の輸出不振の理由の1つ」と話した。

過去10年間で10大輸出品目が全体輸出に占める割合も日本(85.7%→81.7%)、ドイツ(71.6%→70.6%)、台湾(83.9%→82.3%)などが低くなったのに比べ韓国は85.6%から85.7%へと高まった。

◆輸出地域も韓国だけ集中度深化

競争国の輸出地域が多角化しているのは違い、韓国の輸出地域の集中度はますます強まっている。韓国の輸出上位10カ国の割合は2005年の65.5%から2015年は66.7%に高まった一方、中国(69.6%→59%)、日本(72%→70.5%)、ドイツ(61.1%→59.3%)、台湾(82.5%→79.4%)などは低くなった。

輸出1位の対象国への依存度も韓国だけが高まっている傾向だ。全体輸出で対中国輸出が占める割合は10年間で21.8%から26%に高まった。

これに比べ中国の輸出1位対象国である米国依存度は21.4%から18%に低くなり、日本もやはり22.5%から20.1%に下がった。台湾も中国依存度が36.9%から25.4%へと大幅に低下した。

◆輸出多角化に先んじたドイツ

欧州の輸出強国であるドイツは5カ国の中で品目と地域が最も多角化したことが分かった。5カ国中、輸出1位品目が20%を超えなかった国はドイツだけだった。ドイツの昨年の輸出1位品目である車両および部品割合は18.9%だった。輸出1位品目も5カ国中で唯一変わった。10年前の1位品目は原子炉など機械類だった。

輸出1位の対象国はフランスから米国に移った。1位対象国の割合も9%台で最も低かった。品目と地域多角化に後押しされてドイツの輸出額は2005年7804億ユーロから昨年は1兆1062億ユーロへと40%超も伸びた。主要先進国の中で最も高い増加率だ。