【コラム】トヨタは「成果月給制」まで導入するのに現代車は…(1)

  • 2015年6月18日

本当にすごい企業だ。日本のトヨタ自動車の話だ。揺るぎない世界1位という点もそうだが、その地位を維持するために果てしなく革新する姿勢には感嘆するばかりだ。そんなトヨタが数日前、また新たな革新を労働組合に提案した。工場の従業員の成果を毎月査定して月給に反映する制度だ。査定によって月給が毎月変わる、言ってみれば「成果月給制」だ。実施は来年1月だ。

年功序列式の号俸制が根幹をなしてきた日本も今では成果年俸制が大勢だが、成果月給制を導入した企業はない。日本の産業界が「成果給制度の完結版」としながら高い関心を見せている理由だ。

制度を導入すれば月給にどれほどの違いが生じるだろうか。評価等級は「正常に仕事をする姿勢」をゼロ(0)としてプラス3~マイナス2までの6段階だ。最高点数であるプラス3をもらえば10万円、マイナス2なら5万円を出す。最大5万円、韓国のお金で約50万ウォンの差だ。すでに成果年俸制だ。成果月給制が加われば格差は想像以上だ。

月間成果はどのように評価するのだろうか。基準は規律性・協力性・積極性・責任性など4種類だ。規則はよく守っているか、ほかの従業員たちとよく協力しているか、自発的に業務に向かっているか、任務を正しく遂行しているかを管理者が現場監督者と協議して査定する。査定項目と方法が従業員にとって有利なはずがない。韓国だったらすぐに(従業員側が)鉢巻きを結ぶが、トヨタ労使の考えは違う。競争力強化のために能力を発揮する従業員に成果を保障し、そうでない従業員には奮発を促す制度が必要だということだ。労組も反対しない理由だ。

韓国内を振り返ってみよう。トヨタのライバル企業である現代(ヒョンデ)自動車はどうなのか。依然として後進的な号俸制だ。生産現場で同じ仕事をしても勤続年数が長ければ賃金をより多く受け取る会社だ。超一流の企業にはなれない。生産性は低いが平均賃金は1億ウォンに迫る。それでも成果に関係なく毎年賃金を上げてほしいとストライキだ。