北朝鮮、100年ぶり最悪の干ばつ

  • 2015年6月19日

北朝鮮が100年に一度の深刻な干ばつを迎えていると、英BBC放送などが17日(現地時間)報じた。BBC放送は北朝鮮官営朝鮮中央通信を引用し、「100年ぶりの深刻な干ばつで北朝鮮の農地の30%ほどに被害が発生している」と伝えた。

BBCは「北朝鮮が公開的に内部の欠乏状況を知らせるのは異例」とし「干ばつ被害が深刻という傍証」と説明した。

ほとんどの作物の播種時期である1-5月、北朝鮮の平均降水量は135.4ミリと、平年(182.6ミリ)の74.2%にしかならなかった。干ばつ被害は北朝鮮の穀倉地帯である黄海南・北道と平安南道、咸鏡南道でさらに深刻だ。黄海南道では耕地全体の80%で、黄海北道では58%で干ばつ被害が発生している。

北朝鮮の食糧難は慢性的だ。国連が4月に発表した報告書「2015年北朝鮮に必要なものと優先順位」によると、北朝鮮の全人口2462万人のうち70%は十分な食糧を得ていない。

世界食糧計画(WFP)は18日、北朝鮮の干ばつが続けば食糧を支援すると発表した。ジョイ・ジョーンズWFP報道官は「干ばつのため北朝鮮で麦やコメなど作物が深刻な影響を受けている」とし「状況が悪化すれば食糧を支援する準備ができている」と述べた。