韓経:<「植物工場」に新成長動力探すLG>LEDなど先端技術で新鮮な野菜生産

  • 2016年2月12日

植物工場は、室内で栽培に必要な要素を統制して植物を育てるシステムの通称だ。光源でLED(発光ダイオード)だけを使う「完全制御型」と、太陽光を一緒に使う「部分制御型」に分かれる。

完全制御型の植物工場の理想的な形は、親環境的でどんな環境でも24時間植物を生産することだ。例えば高層建物を作って建物の外壁に太陽光の発電モジュールを設置する。生産された電気はリチウムイオンバッテリーに保存して必要な時に使う。各階にLED電球を取りつけて太陽光の代わりをする。内部湿度や温度は空調システムで制御する。各種センサーを通じて植物や土の栄養状態をリアルタイムで把握し、自動的に最適な肥料を供給する。ロボットとベルトコンベヤーを活用して野菜を自動収穫することも可能だ。24時間光を照らして時々栄養分を供給するので一般の耕作地よりも植物がはるかに早く育つ。

完全制御型の植物工場は、一般的に家で食べる野菜向けよりも高価な企業間取引(B2B)用の野菜を生産するのに適合している。ここで生産される植物は太陽光を直接受けて育った植物とは味や食感が少し違うという。だが各種環境を制御して特定栄養分が多い「特殊野菜」を生産するには有利だ。

部分制御型は太陽光とLED光源を同時に活用する。夜や天気が良くない時、太陽光をLED光源で代替する形だ。この方法は農薬を使わないばかりか各種条件を完全に制御するため野菜の味も素晴らしいという。高級ホテルの食堂などで多く使われる。だが太陽光を受けるために工場を単層で作らなければならないという短所がある。

国内では農家の反対も大きな障害物だ。大企業の農業進出に反対する農家の影響があまりにも強いためだ。2013年東部ファーム韓農がガラス温室トマト事業に進出すると農家は東部ファーム韓農の肥料不買運動などを行って激しく反発した。東部が「国内の農家とは完全に違うトマト品目だけを生産する」と言っても効果がなかった。結局、東部は関連事業から撤退した。

ある業界専門家は「植物工場が経済性を確保するには大きな企業が出るほかはない」として「だが、農家の反対にあうことを憂慮して多くの企業が苦心しているようだ」と話した。