自動車・家電販売、最大20%減少…製造業にまで影響及ぼしたMERS=韓国(1)

  • 2015年6月23日

中東呼吸器症候群(MERS)の拡散スピードは緩んだ。だがMERSによる景気萎縮は正反対だ。業種や地域を問わずいち早く広がる傾向だ。旅行業界と流通業界に集中していたMERSの影響は自動車・電子などのメーカーにまで飛び火している。首都圏と一部の地域に限られていた経済のしわ寄せも全国に広がっている様相だ。

「MERSが終息しても観光業界の打撃は相変わらず」〔智昌勲(チ・チャンフン)大韓航空社長〕という憂慮が出てくるかと思えば、証券会社は大企業の4-6月期の実績展望値を相次いで下方修正している。そのため大韓商工会議所が22日に緊急懇談会を開催して「MERS不況」の遮断に向けて先頭に立つことにしたのだ。

◆自動車・家電の販売量減少

国内の自動車メーカー業界はMERSの直撃弾を受けた。MERS拡散に不安感を抱いた消費者が売り場を訪れず、自動車販売量が急減している。現代(ヒョンデ)起亜自動車や韓国GM、ルノーサムスン自動車はMERSによって6月の自動車販売量が先月より10~20%ほど減るものとみている。

電子業界もため息まじりだ。早めの暑さによってエアコンと冷蔵庫の販売量が急増すると期待していたがMERSに足をとられたためだ。店舗の売り上げが増加を夢見ることができないばかりかMERSの反射利益を得ているテレビショッピングによる売り上げも増えなくなっている。作業員が直接訪問して冷蔵庫やエアコンを設置すること自体を敬遠しているからだ。

ある家電企業の関係者は「夏のワンシーズン商売のようなものである冷蔵庫とエアコンの生産量を増やしておいたが、昨年より10%以上販売量が減る可能性が高く、すべての家電企業が非常事態になっている」と伝えた。

製油業界も半泣き状態だ。MERSで外出を控えながらガソリン消費が減って一般のガソリンスタンドの売り上げは20%近く減少した。観光地が集まっている嶺東(ヨンドン)高速道路のガソリンスタンドの売り上げは40%以上も減った。