韓経:現代ジェネシスG90、世界初の「3D拡張現実」説明書を採択

  • 2016年2月8日

北米市場で発売されるジェネシスG90に適用予定の「現代バーチャルガイド」

現代自動車がことし下半期に北米市場で発売を開始するジェネシスG90(韓国での名称「EQ900」)に3次元(3D)拡張現実マニュアル「現代バーチャルガイド」を適用する。

拡張現実は現実世界に3Dグラフィックで実現した仮想物体を重ねて見せる技術だ。量産車両に3D拡張現実マニュアル技術を適用するのは世界自動車業界で現代車が初めて。

現代のバーチャルガイドは、スマートフォンやタブレットPC等を自動車の各種装置に近づけると3D映像で使用方法を案内してくれる。車両機能に慣れていないドライバーが使い方をすぐに理解しやすいようにアシストするものだ。

各種機能操作方法の他にもエアクリーナーフィルターの交換やバッテリーのジャンプスタート方法、スペアタイヤの交替方法など200項目のコンテンツで構成されている。

現代車はこの技術を昨年末に北米市場で販売しているソナタに試験的に適用した。現代車関係者は「使用説明書を冊子の代わりに映像でリアルタイムに確認できるため消費者からの反応が良かった」とし「これを受けて現代バーチャルガイドをことしから本格的に車両に適用することにした」と説明した。同社はことし下半期のジェネシスG90を皮切りにG80等の他の車種にも拡大していく計画だ。来年からは北米地域以外でも、韓国や欧州、中東などの消費者も使えるようにする方針だ。

3D拡張現実マニュアル技術を量産車両に適用するのは現代車が初めてだ。海外の自動車メーカーも依然として紙の説明書に頼っている。現代車は韓国ベンチャー企業と協業してこれを商用化した。技術を開発したのは「MAXST」社だ。2010年に創業した同社は、昨年1月に光州(クァンジュ)創造経済革新センターに入居した後、1年間にわたり現代車から指導と助言を受けて関連技術を開発した。

現代車関係者は「技術力はあるが商用化に困難を感じていたMAXSTが新しい使用説明書に悩んでいた現代車海外営業本部と手を握り、1年で商用化にこぎつけた」とし「革新センターに入居している企業に研究開発資金の支援や販路の確保、財務、法律、広報に至るまで、すべての業務について助言を行ったことも商用化の時期を操り上げるのに役立った」と述べた。