韓経:<悩む韓日中中央銀行>ヘッジファンド攻撃に人民元切り上げ

  • 2016年2月5日

中国人民銀行(中央銀行)が米ドルに対して人民元を大幅に切り上げた。人民元安にベッティングしているグローバルヘッジファンドに警告メッセージを送ったという分析が出ている。

人民銀行は4日午前、為替レートを前日比0.0102元高の1ドル=6.5419元と告示した。この日の切り上げは昨年12月4日以来2カ月ぶりの最大幅。この余波でこの日の上海外国為替市場では前日比0.0130元高の1ドル=6.5643元水準で為替レートが形成された。上海外国為替市場で人民元の価値は人民銀行が毎日午前に告示した基準為替レートの上下2%の範囲内で動く。

人民銀行は昨年8月に為替レート制度をさらに市場化すると宣言した後、前日の市場為替レートから大きく抜け出さない範囲で基準為替レートを告示してきた。しかし為替レートの急騰落を制御する必要があると判断すれば、基準為替レートを大幅に上下させる方式を選択してきた。

人民銀行がこの日、人民元を大幅に切り上げたのは、最近になって中国人民元がグローバルヘッジファンドの標的になっている点を勘案したものだと、ブルームバーグ通信は分析した。先月、投資家ジョージ・ソロスが中国経済のハードランディングを警告し、アジア通貨の下落にベッティングすると明らかにしたのに続き、ヘイマン・キャピタル・マネジメントのトレーダーのスタンリー・ドラッケンミラー、ヘッジファンドマネージャーのデビッド・テッパーも人民元安を予想して投資したと明らかにした。

人民銀行は昨年12月1日に人民元の国際通貨基金(IMF)特別引出権(SDR)構成通貨入りが決定した直後から、輸出活性化のために漸進的な人民元安を誘導してきた。しかしさらなる人民元安を期待して資本流出が急激に起きると、人民元高を誘導する方向を定めた。ウォールストリートジャーナルは「人民銀行が資本流出制御と輸出活性化の間でジレンマに陥った」と指摘した。