韓経:韓国の友軍になった中国自動車業界…「サムスン・LGのバッテリー、補助金対象から除外するな」

  • 2016年2月4日

LG化学やサムスンSDIなどが生産するニッケルコバルトマンガン(NCM)など三元系方式のバッテリーを装着する電気バスに補助金を出さないという中国政府の政策に、中国自動車企業が反対の声を出し始めた。相当数の中国自動車企業が三元系方式のバッテリーを採用した電気バスを生産している状況で、政府が補助金を中断すれば電気自動車産業が打撃を受けることになるという理由からだ。中国政府の補助金政策の変更に中国自動車企業が韓国企業の手を挙げた格好になった。

◆中国企業も反対するバッテリー政策

中国の経済専門メディアである「経済観察報」は、中国完成車・部品企業の数十カ所余りが中国政府が先月14日に発表した電気自動車補助金政策の変更案に反対意見を伝えるため準備中だと3日報道した。新聞は最終的に100余りの企業や個人が参加する予定だとつけ加えた。反対意見の提出には現代(ヒョンデ)自動車の中国内の合弁会社である北京自動車、吉利自動車、南京金龍、JACなども参加すると発表された。

中国工業情報化部はLG化学とサムスンSDIが生産する三元系方式のバッテリーを使った電気自動車に補助金を支給しないことにしたと発表した。三元系方式バッテリーに入る陽極制の発火点が低く安全上問題があるという理由からだ。これに伴い中国の電気バス生産業者はBYDなど中国バッテリー企業等が主に生産する「リン酸鉄リチウム(LFP)」方式のバッテリーを使わなければ政府補助金を受けられないことになった。

◆韓国政府、政策変更の憂慮伝達

中国自動車企業が電気バスの補助金政策変更に反対するのは、中国で生産される電気バスの4分の1以上が三元系方式のバッテリーを使っているからだ。昨年11月に中国で生産した電気バスのうち64.9%にLFP方式のバッテリーを適用したが、三元系方式バッテリーを使った電気バスも27.6%もなった。北京自動車、吉利自動車なども三元系方式バッテリーを使う電気バスを発売した。

中国のバッテリー生産業者であるEVEは、第2工場を三元系方式バッテリーの生産に使う予定だと最近明らかにした。経済観察報は「自動車業界では三元系方式バッテリーの中国内市場の占有率が2017年には50%に達すると予想している」と伝えた。

一方在中韓国大使館は2日、工業情報化部の実務者に会って中国政府の今回の補助金政策の変更に対する韓国政府・企業の憂慮を伝えた。在中韓国大使館はLG化学やサムスンSDIが数千億ウォンをかけて昨年10月に中国の南京と西安にバッテリー工場を完工した状況で中国政府の今回の措置は投資企業の制限措置になる恐れがあるという意向を明らかにした。

これに対して工業情報化部の実務者は、補助金政策の変更は全面的に安全上の理由のためという立場を繰り返した。中国政府は三元系方式バッテリーに対する新しい安全基準をつくる作業をするという計画だ。

国内業界のある関係者は「韓国企業は中国政府の従来の安全基準をすでに通過しただけに元通り補助金を支給されるのが正しい」として「新しい安全基準づくりの作業にも積極的に参加する意向がある」と話した。