韓経:<韓国輸出ショック>ありがたくない「不況型経常黒字」…昨年、史上初の1000億ドル突破

  • 2016年2月2日

昨年の経常収支黒字が史上初めて1000億ドルを突破した。輸入が輸出よりも大幅に減ったことに伴う「不況型黒字」だという指摘だ。

韓国銀行は「昨年12月の経常収支黒字が74億6000万ドルと集計された」と1日発表した。46カ月連続の黒字で歴代最長記録だ。昨年の全体の経常収支黒字は1059億6000万ドルに増えた。前年対比で215億9000万ドル(25.6%)増えた規模だ。2012年に508億4000万ドルで500億ドルを突破した後、3年で2倍に増加したのだ。

細部的には商品収支(輸出から輸入を引いたもの)の黒字が昨年1203億7000万ドルで前年より314億9000万ドル(35.4%)急増した。良い成績のように見えるが、輸出を切り離せば話が変わる。

昨年の輸出は5489億3000万ドルで前年よりも640億9000万ドル(10.5%)減少した。石油製品の輸出額(通関基準)が前年より36.7%急減した影響が大きかった。家電製品(マイナス19.7%)、化学製品(マイナス14.8%)、ディスプレーパネル(マイナス13.9%)、鉄鋼(マイナス12.8%)などの輸出も減った。中国経済の鈍化などで世界の需要が以前には及ばない上にオイル価格も下落しながら輸出額が減少したという分析だ。

輸入は4285億6000万ドルで前年より955億8000万ドル(18.2%)急減した。減少幅が輸出よりも7.7ポイント大きかった。不況型黒字だという評価が出てくる理由だ。

サービス収支は157億800万ドルの赤字を出した。関連統計を出した1980年以降、最大規模だ。昨年MERS(中東呼吸器症候群)拡散のために外国人観光客が減った上に、海外の建設業界の状況も悪かったためだと韓銀は分析した。

商品・サービス取引以外の資本輸出入を示す「金融勘定純資産(資産から負債を引いたもの)」は前年対比で1096億3000万ドル増えた。証券投資部門では純資産が496億1000万ドル増加した。内国人の海外投資が423億3000万ドル増えた一方で外国人の国内投資は72億9000万ドル減った。外国人資金の流出は2008年以降7年ぶりだ。