韓経:高価であるほどよく売れる韓国…昨年1億ウォン以上の輸入車2万3000台売れる

  • 2016年1月29日

昨年、1億ウォン(約1000万円)以上の高価輸入自動車の販売が初めて2万台を超えた。今年から業務用車両に対する課税が強化されるため、その前に1年でも税制優遇を受けようとして高価輸入車の販売が急増したという分析が出ている。

◆高価輸入車販売、昨年50%以上増加

韓国輸入自動車協会(KAIDA)によると、昨年1億ウォン以上の輸入車は2万2844台売れた。2014年(1万4976台)に比べ52.5%増えた。輸入車市場全体が24万3900台と、24.2%増えたのに対し、増加率は倍以上だ。

2014年にも1億ウォン以上の輸入車販売台数が前年比33.2%増えたが、昨年は増加幅がさらに拡大した。これを受け、全体の輸入車販売で1億ウォン以上の高価車が占める比率も2014年の7.6%から昨年は9.4%と1.8ポイント増えた。

一方、1億ウォン以上の国産車の販売台数は1000台に達しなかった。現代自動車のエクウスは5.0(1億946万ウォン)と5.0リムジン(1億4303万ウォン)が計458台、昨年12月に発売されたジェネシスEQ900 5.0(1億1700万ウォン)は60台売れた。最高額モデルが1億1192万ウォンである双龍自動車のチェアマン5.0は61台だった。4車種の販売台数は計579台と、2014年(1092台)の半分に減った。

◆2億ウォンのポルシェ85%が業務用

業界は、高価車両を私的に利用しながらも、名義は法人や個人事業者にして脱税するケースが高価輸入車の相当部分を占めていると分析している。昨年販売された1億ウォン以上の輸入車2万2844台のうち1万8370台(80.4%)が業務用だった。この比率は2014年(77.7%)に比べ2.7ポイント上昇した。

一方、1億ウォン未満の輸入車22万1056台のうち業務用は7万6941台と、34.%だった。高価輸入車であるほど業務用購買比率が高いということだ。

業務用として売れた高価輸入車の中には業務用と見なしがたい車種も多かった。価格が4億ウォン以上のスポーツカー、ランボルギーニは昨年売れた4台のうち3台が業務用だった。1台あたり2億ウォンのスポーツカーのポルシェ911ターボも49台のうち42台(85.7%)が法人名義で登録された。メルセデス-マイバッハSクラスは昨年売れた949台のうち869台(91.%)が業務用だった。

昨年政府がこれを防ぐために業務用車両に対する税法改正に乗り出し、高価輸入車の需要がさらに増えたと、業界は分析した。昨年までは業務用車両購入費(5年間年20%ずつ)と維持費(油類費・保険料など)をすべて経費として処理することができた。2億ウォンの車両を法人や個人事業者の業務用として登録すれば、年間5000万ウォン以上の節税が可能だった。

今年からは税法改正で年間1000万ウォン(購入費は800万ウォン)に限り経費処理できる。1000万ウォンを超過する部分は実際に業務用として使用したことを立証しなければならない。

ある自動車業界の関係者は「業務用車の課税強化を控えて高価輸入車販売が急増したのは、その間の税制優遇が大きかったことを見せている」とし「政府は今後、業務用として登録して個人的に使用すれば、その部分に対して課税できるように管理監督を徹底する必要がある」と述べた。