韓経:<韓国代表企業「実績悪化」>「鉄鋼神話」ポスコまで…初の赤字(1)

  • 2016年1月29日

ポスコは1968年に設立された。浦項(ポハン)製鉄所が建設され、1973年6月9日に初めて鉄を生産した。通貨危機とグローバル金融危機を経験しながらも一度も赤字を出さなかった。そのポスコが47年目にして初めて年間基準で純損失(連結基準)を出した。

世界で最も競争力がある鉄鋼会社というポスコの赤字は、韓国製造業がどれほど厳しい時期を迎えているかを示している。韓国を代表するサムスン電子の昨年10-12月期の営業利益も前期比16.9%減少した。現代自動車の営業利益は前年同期比19.2%減となった。

造船と鉄鋼は依然として厳しい。石油化学だけが原油安の影響で好調だが、いつ終わるか分からない。韓国を代表する製造企業が「実績の崖」にぶつかったという声が出ている。

◆確認された「実績の崖」

韓国経済新聞が5大主力業種の電子、自動車、鉄鋼、造船、石油化学の代表企業12社の昨年10-12月期の実績(一部は証券業界推定実績)を集計した結果、これら企業の営業利益は計10兆8074億ウォン(約1兆円)だった。前年同期(11兆3763億ウォン)比で5.0%減少した。6兆1428億ウォンの営業利益を出したサムスン電子を除けば実績の悪化はさらに目立つ。11社の昨年10-12月期の営業利益は4兆6646億ウォンと、前年同期比23.4%急減した。

中国や南米など新興国と中東地域の景気の影響を受ける自動車、鉄鋼、造船業種の実績が特に振るわなかった。ポスコは営業利益が55.0%減となり、調査対象企業のうち減少幅が最も大きかった。現代車(-19.2%)とサムスン重工業(-45.0%)も営業利益が大幅に減少した。

好調だった半導体も停滞した。需要減少にDRAM価格の下落まで重なり、SKハイニックスの営業利益は40.7%減少した。現代重工業、サムスン重工業、大宇造船海洋の「造船ビッグ3」は泥沼から抜け出せていない。韓国の未来を支える主力業種は見えない。石油化学業種だけが原油安のため基礎製品のエチレンのスプレッド(原材料と製品の価格差)が拡大し、実績が大幅に改善している。