東南アジアを席巻する「IT韓流」

  • 2015年6月23日

インドネシア、タイ、ベトナムなど東南アジアで「IT韓流」の風が激しく吹いている。韓国のゲーム・インターネット企業が現地化戦略を通じて初期IT市場を集中攻略したおかげだ。

ゲーム企業ゼペット(Zepetto)が開発した多人数参加型のFPS(ファースト・パーソン・シューティング)ゲーム「ポイントブランク」はインドネシアで国民的ゲームとして通じている。最大の同時接続者26万人、市場占有率は70%に達する。ゲームインフラがしっかりそろっていない点を考慮して低仕様PCでも優れたグラフィックとスピードを実現できるようにゲームをつくったことが功を奏した。ゲームを広めるためにeスポーツ大会を相次いで開いたのも成功要因に挙げられる。

電子商取引企業キューテン(Qoo10)はインドネシア進出当時の2012年、月平均60万人程度だった訪問者が最近520万人ほどに増えた。月の取引量は30万件以上だ。

ネイバーの子会社であるライン株式会社がサービスするモバイルメッセンジャー「ライン(LINE)」はタイの国民的メッセンジャーに位置した。タイの人口(6774万人)の半分ほどにあたる3300万人余りがラインを利用する。現地のスマートフォン普及率が50%程度である点を考慮すれば、ほとんどのスマートフォンユーザーがラインを使っていることになる。ブラウン、コニーなど可愛いイメージキャラクターなどを前面に出して東南アジア市場での加入者を大きく伸ばした。

オンラインショッピングモール「11番街」を運営するSKプラネットは昨年インドネシアに進出してから1年余りで3位事業者にのぼった。東南アジア市場が、収益性の停滞に陥ったインターネット・ゲーム企業のエル・ドラード(黄金郷)に浮上している。