韓経:テレビ・PCに続きスマートフォンまで不況…IT部品企業の実績に「暗雲」=韓国(2)

  • 2016年1月26日

◆不況、相当期間続くかも

部品企業の受難は予想されていたことだ。IT産業を牽引してきたテレビとPCの需要は2010~2011年頃をピークに完全にそがれた。市場調査機関IDCは昨年のPC出荷量が前年よりも10.3%減った2億7670万台に終わったと分析している。テレビも昨年のグローバル市場規模が971億ドルで、2010年の1150億ドル以降、下り坂を歩んでいると分析(市場調査機関IHS)した。スマートフォンとタブレット需要がPCなどに代わりテレビは市場が飽和状態だからだ。

今やスマートフォン市場も以前と同じではない。IDCによれば昨年のグローバルスマートフォン市場の成長率は9.8%にとどまり初めて一桁台の成長を記録した。2011年に62.8%に達した成長率は2012年46.5%、2013年40.7%、2014年27.6%でずっと下落傾向だ。中低価格の製品が主力位置を確立した上に、すでに新興市場まで広く普及しているからだ。

このため半導体ディスプレイなどの部品価格は暴落した。DRAMエクスチェンジによればDRAM価格は25日1.88ドル(DDR3 4Gb)で、3.6ドル台だった1年前に比べ半分水準だ。昨年7月135ドルだった40インチFull HDパネル(オープンセール基準)は現在95ドルで取り引きされている。市場では1四半期のうちに70ドル以下に落ちる可能性もあると予測している。ディスプレイバッテリー業界では中国企業の増産まで製品価格の困難に陥っている。

最も大きな問題は不況の終わりが見えないということだ。市場調査機関ガートナーはスマートフォンとタブレット、PCを含めた世界IT機器の出荷量が昨年の23億9600万台から今年は24億4100万台に小幅に増えると予想した。だが製品価格が落ち続けるIT機器の特性上、売り上げ規模はむしろ減る展望だ。ガートナーは「新興国など主要国の景気回復が遅れている上に、市場の成熟により需要不振が慢性化している」と明らかにした。