韓経:LGエレクトロニクス、電気自動車部品事業が好調…GMに続いて第一汽車にも供給

  • 2016年1月22日

LGエレクトロニクスが中国4大自動車企業の一つ、第一汽車グループに電気自動車の核心部品を供給する。電気自動車を大々的に普及中の中国では昨年33万台以上の電気自動車が売れた。LGエレクトロニクスは米国のゼネラルモーターズ(GM)、インドのタタ自動車と納品契約を締結したのに続き、中国市場でも相次いで成果を出し、今年からは本格的に自動車部品事業で収益を出す見込みだ。

◆中国で相次ぐの納品契約

業界によると、LGエレクトロニクスは最近、第一汽車にバッテリーパック、インバーター、ドライバーユニットなどを供給する契約をした。バッテリーパックは動力の電気を供給する装置、インバーターはバッテリーから出る直流電気を交流に変えてモーターを回し、速度と力を制御する部品、ドライバーユニットは駆動モーターをはじめとする「エンジン」の役割をする部品を通称する用語だ。電気自動車を動かす核心部品をすべて供給するということだ。

第一汽車は長安汽車、東風汽車、上海汽車とともに中国4大自動車企業。乗用車、バス、トラックなど昨年は約270万台を生産した。LGエレクトロニクスの部品は第一汽車が開発中の電気自動車に搭載される予定だ。

LGエレクトロニクスが中国企業と部品供給契約を結んだのは東風汽車、吉利汽車に続いて3件目。中国内の電気自動車(ハイブリッド車含む)販売台数は2014年は10万台にもならなかったが、昨年は33万台を超えるほど急成長している。今後はさらに急速に成長する見込みだ。中国政府は昨年、「2020年までに電気自動車市場規模を500万台に育てる」と発表した。このためプラグインハイブリッド車(PHEV)を購入する場合は3万2000元(約60万円)、電気自動車の場合は5万4000元の補助金を出すなど強力な支援策を出している。電気自動車産業を育成し、大気汚染問題を解決し、自国企業の海外進出も促す計画だ。業界の関係者は「内燃機関車から電気自動車にパラダイムが変わる時を狙って自国の自動車企業を育成しようというのが中国政府の計画」と説明した。

急速に成長する中国電気自動車市場でLGエレクトロニクスが相次いで納品契約を締結しているのは大きな意味があると、専門家は分析している。今回、第一汽車に納品する部品は吉利汽車に供給することにした部品と似ているという。吉利汽車で検証されたものをみて、第一汽車も購買を決めたという説明だ。

◆今年から自動車部品で収益創出

LGエレクトロニクスがVC(自動車部品)事業本部を設置して自動車部品事業を本格的に育成し始めたのは2013年。まだ3年しか経っていないが、GM、タタ自動車、第一汽車など大型取引先を確保した。ナビゲーションなどインフォテイメント部品だけでなく、駆動モーターのような核心部品の納品が増加している点が注目を引く。

自動車業界とLG内部ではこうした成果の秘訣に、電子企業特有の速い実行力と研究開発力を挙げる。LGの関係者は「長い呼吸で動く従来の自動車部品企業とは違い、LGエレクトロニクスは顧客の要求に敏捷に対応する」とし「顧客が希望するレベルを期待より速く満足させ、良い評価を受けている」と説明した。

具本俊(ク・ボンジュン)(株)LG副会長も年初、米ラスベガスで開催された世界最大電子ショー「CES(コンシューマー・エレクトロニクス・ショー)2016」でLGの部品を搭載したGMの電気自動車「シボレーボルトEV」を見ながら「ボンネットを開けて見せたい」と語った。それだけ自信があるということだ。

今年からは自動車部品事業が本格的に実績にも寄与する見込みだ。昨年までは赤字だったが、今年は100億ウォン前後の営業利益が出るというのが市場の予想だ。7-9月期からGMに部品供給を始め、成長が加速すると期待される。