韓経:【コラム】韓国の観光産業、何が問題?(2)

  • 2016年1月22日

創造経済の核心にはサービス産業があり、現政権は観光を含むサービス産業の活性化を強調しているが、観光産業活性化のためのコンテンツ開発およびインフラ構築問題を解決しようとする中長期的なロードマップがあるのか気になる。言葉だけで観光産業の発展を叫ぶのではなく、これを後押しする精巧な政策「開発」と「実行」に優先順位を置かなければいけない。特に、空港の入出国という外国人観光客との最初の接点での問題解決、スペインやスイスのように独自の伝統を基盤にした観光コンテンツの開発に注力することが求められる。

また、中央政府は地域観光産業の活性化にも努力する必要がある。地方には企業が自発的に入ってこないため、地域住民は地域経済を活性化するのに観光ほど効果的な方法はないという点をよく知っている。しかしこうした地域の努力を支援する中央政府の政策は少ないようだ。単にインバウンド観光客数で政策の効果および成果を測定して判断する前近代的な観点から抜け出さなければいけない。

今からでも政府は創造経済の動力として重要な役割をする観光産業の発展のために、必要な政策的支援をしなければならない。このような政策的努力の中心には、韓国の固有性に基づく質の高い観光コンテンツ開発とインフラ構築、地域観光産業活性化のための支援がなければいけない。12年ぶりに減少した外国人観光客数の警告を忘れるべきではない。炊飯器、化粧品、ブランド品を免税店で安く販売することだけでは韓国観光産業の未来はない。

チョ・ミョンヒョン高麗大教授・経営学