韓経:LG社長「ハイアール、GE家電抱えても相手にならない」

  • 2016年1月21日

米国ラスベガスで、映画女優ロー・ボスワース(写真右)と、衣装デザイナーのジューン・アムブローズがLGエレクトロニクスのプレミアムビルトイン家電ブランド「シグネチャーキッチンスイート」の製品を紹介している。(写真=LGエレクトロニクス提供)

趙成珍(チョ・ソンジン)LGエレクトロニクス社長(H&A事業本部長)は「中国ハイアールがゼネラルエレクトリック(GE)の家電事業部門を買収しても、LGエレクトロニクスに及ぼす影響はほとんどないだろう」と話した。また「衣食住が存在する限り、家電業は続く」としながら「細分化と融・複合化を活用すれば、いくらでも市場を大きくできる」と説明した。趙社長は19日(現地時間)、米国ラスベガスで開かれた米国最大のキッチン浴室展示会「2016 KBIS」で超プレミアムビルトイン(内蔵型)家電ブランド「シグネチャーキッチンスイート」の公開イベントを行った後、記者たちに会ってこのように話した。

◆「LGブランド価値がGEより高い」

趙社長はハイアールのGE家電事業部門買収がLGエレクトロニクスに特別な打撃を与えられないと見通した。彼は「ハイアールは米国内に洗濯機など自社工場を持っているが、流通市場の参入障壁に行き詰まって占有率がわずかだった」として「買収後も中低価格ブランドであるGEの限界を超えるのは難しいだろう」と話した。さらに「ハイアールはすでに日本のサンヨーを買収したが大きく変わっていない」として「米国市場でも似たような流れがあらわれる」と予想した。趙社長は「ハイアールが品質・デザイン・機能・革新性などがないというのが問題だった」として「GEを買収してどのような変化が訪れるのかもう少し見守らなければならない」とつ加えた。

趙社長はLGエレクトロニクスがGE買収に出ないのはシナジー効果がないと判断したためだと説明した。彼は「LGはグローバルブランドを目指しているが、GEは地域的に米国と一部の中南米市場に限定されている」として「LGがGEよりもブランドプレミアムが高く形成された状況で、GEを買収するのは適切ではないとみた」と話した。また「スウェーデンのエレクトロラックスやサムスン電子のように、LGが買収に出たとしても寡占問題が障害物になっただろう」と説明した。

◆「細分化と融複合化が武器」

趙社長は家電企業の未来を肯定的に見た。彼は「衣食住をベースに家電業は安定的に成長している」と強調した。LGがオリジナルブランドをスタートさせたのも家電市場が細分化されてスマート技術と結合を通じて融複合化し拡張されているという判断に沿ったという説明だ。

趙社長は「LGロゴをはずしたオリジナルブランドをスタートさせたのは冒険かもしれない」として「だが今も遅れているが後になって始めるのはもっと悪い結果につながる恐れがあり、今オリジナルブランドを投入することに決めた」と話した。LGは5年前にビルトイン家電ブランド「バイキング」を買収した。だが期待よりも技術水準が低く2年後に再び売って今回はオリジナルブランドを出した。

シグネチャーブランドのライバルはサブゼロ・ウルフ・ソマド・モノグラム・ミーレなどだ。米国家電市場の規模は年間250億ドルで、このうちビルトイン市場は80億ドル水準だ。LGの主な攻略対象である超プレミアムビルトイン市場はこの中でも15%を占めている。成長率が一般市場の3倍に達する。

LGはこの日、冷蔵庫やオーブン、コンロ、食器洗浄器、電子レンジなどで構成された基本パッケージを2万ドルで紹介した。超社長は「オーブンはWi-Fi機能を入れて外部からの作動が可能で、ガス調節の有無なども確認でき、セキュリティー機能も備えてスマートホームサービスまで提供する」として「新技術に敏感な富裕層をターゲットに、新たな成長のモメンタムを確保する」と強調した。