韓経:「韓国、先進+新興市場の魅力ある…医療・観光、アジア中心に」

  • 2016年1月19日

李懐珍・中国民生投資総裁(59)

「韓国は先進国と新興国の長所を集めた魅力的な市場だ。特に観光・医療などの分野でアジア市場をリードすると期待する」。

李懐珍・中国民生投資総裁(59)は最近、韓国経済新聞の単独インタビューで、「韓国市場は安定的に利益を出す先進市場の特性と、成長性が高い新興国の特性が共存するため、それだけ良いビジネスチャンスが多い」と述べ、このように話した。李総裁は中国民生投資が2大株主であるリゾート開発企業エマーソンパシフィックの「アナンティ・ペントハウス・ソウル」竣工を記念して11日に訪韓した。

中国最大民間投資会社の中国民生投資は、中国不動産財閥イダグループや情報技術(IT)企業の巨人網絡など代表企業60社が資本金500億元を出資し、2014年5月に設立した。設立から1年6カ月で金融・保険・リース・エネルギー・航空・物流・不動産など8つの子会社を育成し、グローバル資本市場の「大手」に浮上した。

李総裁は「何回目の訪韓か」という質問に対し、「数えられないほどよく来ている」と答えた。李総裁は「基本的に先進国は金融を通じた投資プラットホームを通じて、新興国は産業に直接投資する方式を守っている」とし「韓国は2つの特性をともに備えているので『ツートラック戦略』を活用している」と説明した。金融に関してはハナ金融グループをパートナーとして昨年5月に中国現地にリース会社を設立し、直接投資方式では昨年12月に高級リゾート開発会社エマーソンパシフィックの株式1800億ウォン分を取得したというのが李総裁の説明だ。

李総裁は「中民国際融資リース(資本金30億元規模、中国民生投資75%、ハナ銀行25%)は設立から1年も経っていないが、満足な利益を出している」と話した。具体的な数字を明らかにできないが、昨年は中国の新設法人を合わせて高い収益率になったという説明だ。

李総裁は「我々は中国の資本を韓国に流入させる役割と、逆に韓国の資本を中国に流入させる役割を同時にしている」とし「ハナ銀行とはお互い良いアイテムを発掘して共同投資できるパートナー」と述べた。李総裁は「ハナ銀行は外換銀行と合併して規模が拡大し、グローバルネットワークも優れている」とし「ハナ銀行とアジア投資連盟を発足させるために準備中」と話した。

昨年12月にコスダック上場企業エマーソンパシフィックの有償増資に参加して2大株主になったことについては、「新しい投資先をずっと探しているが、まずはエマーソンパシフィックと多様なビジネスチャンスを模索している」とし「エマーソンパシフィックの済州(チェジュ)リゾート開発に大きな関心を持っている」と述べた。「自然景観が非常に優れ、地理的に中国や日本と近いため、観光産業とシルバー産業を結合できる要旨」という理由でだ。

メディカル分野も韓国企業が強みを持つと評価した。李総裁は「韓国の病院と医療機器製造会社の競争力はグローバル先進国に劣らない」とし「主な医学大学、医療機器企業と協力することを考えている」と話した。

李総裁は中国人民銀行、中国銀行監督管理委員会などを経て、中国東北財経大学で経済学修士学位を取得した経済専門家。中国の経済減速を懸念する視線に対し、「中国は依然として内需市場が成長していて、人材の底辺も広くなっている」とし「経済成長速度は以前ほどではないが、グローバル平均に比べて決して低いレベルではないため、今後も長期間にアジアをはじめ世界でも成長速度が最も速い軸に属するだろう」と述べた。