韓経:デトロイト復活で韓国の自動車部品も好調

  • 2016年1月18日

13日午後、米国ミシガン州デトロイト市近郊のサマーセットショッピングモール。プラダやルイ・ヴィトンなどブランド品の店舗ごとに商品を買い求める人々で混み合っていた。同じ時間、デトロイト市内の中心であるミッドタウンの大型マート「ホールフーズマーケット」にもレジ待ちの長蛇の列ができていた。消費が回復した兆しと読み取れた。

米国の「自動車産業の心臓」デトロイトが生き返っている。ゼネラルモーターズ(GM)・フォード・クライスラーなど米国自動車「ビッグ3」の本社と主な工場が集まっているデトロイトは、2000年代に入ってからビッグ3の没落と共に「死んだ都市」になった。都心のビルは次々と空いた。住宅街にも空き家が増えてまるで廃虚のようだった。2009年GMとクライスラーの倒産、2013年の市の財政破たんなどは地域経済を一層厳しい不況へと追い詰めた。

今は違う。低原油価格に後押しされて自動車工場がフル稼働している。ガソリン燃費の悪いピックアップトラックやスポーツ用多目的車(SUV)などの大型車に強みがある「ビッグ3」の自動車への需要がますます伸びている。ビッグ3の北米地域の自動車生産量は2011年775万台から2014年には1023万台まで増えた。

このおかげで都心のビルや住宅もいち早く埋まっている。デトロイトに背を向けていた市民が再び戻っているからだ。2012年平均8万ドル台まで落ちた住宅価格は昨年末12万ドルを突破した。失業率は同じ期間で12.6%から5.1%へと大きく下がった。工場が稼動して都心が混雑しながら消費も明らかに良くなった。昨年、約10年ぶりに初めてデトロイト市内の中心街にオープンした大型マートのホールフーズマーケットは2017年までさらに3店舗を出す計画だ。

韓国の自動車部品企業も鼻歌を歌っている。ビッグ3の部品需要が増加しているからだ。米国商務省によれば米国の韓国産自動車部品の輸入額は2009年の26億ドルから2014年は83億ドルに増えた。

チョン・ビョンジェ大韓貿易投資振興公社(KOTRA)デトロイト貿易館長は「2009年にデトロイト地域に進出した韓国部品企業は30社にもならなかったが現在は100社余りに増えた」と伝えた。彼は「以前は1次協力企業に部品を供給する2~3次協力企業が多かったが、デトロイト地域に工場を作ってメーカー企業とともに部品を開発する1次協力企業も出てきている」と説明した。

4~5年前までは韓国の部品企業は韓国GMの斡旋によってこちらに進出した。最近では現代(ヒョンデ)モービスがクライスラーに1次協力企業として核心部品の車体モジュールを供給することに成功したのを機にフォードやクライスラーなどの車メーカーに通じる部品企業が相次いで出ている。

昨年9月には中堅部品企業B社が7年間で計8000万ドルの部品を供給する契約をフォードと締結した。自動車工場設備企業のH社もフォードに2017年から設備を供給するための工場をデトロイトに建設している。