韓国の自動車メーカー人件費「世界最高水準」

  • 2015年6月25日

韓国の自動車メーカーの従業員の賃金が世界最高水準に上昇したと調査された。号俸制と強硬な労組によって賃金が毎年上がっている上に、最近の為替レートがウォン高傾向を見せているからだ。

ルノーサムスン自動車の関係者は「釜山(プサン)工場の従業員の人件費が最近、ルノー自動車フランス工場の従業員の人件費を上回ったことが確認された」と24日話した。この会社の別の関係者は「釜山工場の従業員の人件費がルノーフランス工場より2%ほど上回っているらしい」と伝えた。2年前はルノーサムスン釜山工場の平均人件費はルノーフランス工場の81%程度だった。ルノーサムスン従業員の人件費がルノーフランス工場従業員を上回ったのは初めてだ。

これはルノーサムスンが会社の実績と関係なく毎年基本給を上げる号俸制を実施している上に、ウォン高が続いたためだ。ルノーサムスンは2011年に2921億ウォンの赤字を出していたが、その年に基本給を6%引き上げるなど10年間で毎年4~6%ずつ基本給を上げた。

ほかの自動車メーカーも同じだ。この5年間で韓国GMの賃金は50%上がった。現代(ヒョンデ)自動車の賃金は30%上昇した。10年間の推移を見れば現代車の従業員1人あたりの平均賃金は2004年の4900万ウォンから昨年は9700万ウォンへと倍になった。ドイツBMW(6000万~7000万ウォン)と比較すると1.5倍の水準だ。これは各企業の事業報告書を基礎に分析したもので、基本給と手当て賞与金が含まれた。ただし労働時間などは考慮されなかった。

ルノーサムスンの関係者は「輸出競争力を維持するために、賃金引き上げを自制する方向で労使間の大妥協が必要だ」と話した。