北朝鮮科学技術の専門家「北朝鮮は水爆開発技術の相当部分を確保」

  • 2016年1月15日

6日に核実験を断行した北朝鮮が、水素爆弾の開発技術を相当部分確保したという専門家の分析が出てきた。水素爆弾の原理である核融合物質の製造技術を確保しており、その気になれば水爆実験を再開できるという憂慮が出ている。

北朝鮮の科学技術についての専門家であるイ・チュングン科学技術政策研究院(STEPI)専任研究委員は14日、ソウル駅三洞(ヨクサムドン)の韓国科学技術会館で「正しい科学技術社会実現のための国民連合」主催で開かれたフォーラムで、北朝鮮が旧ソ連と中国の前例にそって水爆の小型化に有利なリチウム6と重水素を利用した強化型の核兵器実験を行ったとみられると発表した。イ委員は北朝鮮が水素爆弾の原料になるけれども生産しにくい三重水素の代わりに、自然に豊富で重水素と容易に反応するリチウム6を水爆実験に使ったと分析した。これを原子爆弾に入れれば三重水素が発生しながら重水素と結合して水素爆弾の核融合が起きる。核保有国である旧ソ連や中国でも同じ方式の研究を進め、関連情報を北朝鮮で活用したものという分析が出てくる。

イ委員は今回の実験の爆発力が6キロトン級で水爆としてはあまりにも小さい規模ではないかという指摘に対して「新しい爆発方式の強化型核兵器を実験したが、起爆部分である原子爆弾だけがさく烈して核融合は起きていないと思われる」と分析した。今回の爆発実験が、異例的に坑口が高い山の地下700メートルで行われた点と、人員を統制した点を推し量ってみると爆発威力が非常に大きな核兵器だった可能性が高いということだ。彼は「重水素化リチウムだけを使った水爆実験は三重水素を使った時よりも核融合が起きる条件が非常に難しい」として「北朝鮮が今回この条件に到達できなかったようだ」と話した。