銀行の家計向け貸出、1年間に78兆ウォン急増…過去最大=韓国

  • 2016年1月14日

昨年、銀行の家計向け貸出が過去最大の増加幅となった。自営業者向けの貸出も急増し、負債による負担が景気回復の障害になるという懸念が強まっている。

韓国銀行(韓銀)が13日に発表した「2015年12月の金融市場動向」によると、先月末の銀行の家計向け貸出残額は639兆1000億ウォン(約64兆円)だった。1年間に78兆2000億ウォン増加した。韓銀が関連統計を出し始めた2008年以来、最大の増加幅だ。

担保認定比率(LTV)・総負債償還比率(DTI)規制緩和、低金利などが家計負債急増の背景に挙げられる。不動産取引が増え、昨年の銀行の家計住宅担保貸出残額は477兆2000億ウォンとなった。1年間に70兆3000億ウォン急増した。

月間でみると、12月の銀行の家計向け貸出は1カ月間に6兆9000億ウォン増えた。前月(7兆5000億ウォン)に比べると増加幅はやや減少した。ただ、住宅担保貸出増加額は6兆3000億ウォンと、前月(5兆9000億ウォン)より増加幅が大きかった。住宅担保貸出以外の貸出は先月7000億ウォン増にとどまった。ユン・テヒョク韓銀市場総括チーム課長は「家計が年末賞与金などを受け、マイナス通帳貸出などの増加幅が縮小した」と説明した。

昨年末の銀行の企業向け貸出残額は724兆1000億ウォンと、1年間に48兆3000億ウォン増えた。大企業向け貸出残額は4兆5000億ウォン減の164兆4000億ウォンとなった半面、中小企業向け貸出残額は52兆8000億ウォン増の559兆6000億ウォンとなった。

中小企業向け貸出のうち個人事業者(自営業者)向け貸出残額は238兆9000億ウォンと、29兆7000億ウォン増えた。これは関連統計を出し始めた2005年以来、最大の増加幅。