<先進国の追撃、夢にも思わない韓国>「米国の躍進目立つ…韓国は新産業に突破口探せず」

  • 2016年1月13日

経済学者はよく国内総生産(GDP)と1人あたりの所得を国民経済についての基本指標として使う。だが、このような指標の絶対値だけを観察していては個別の国家経済がどれほどうまくやっているのかを知るのにあまり役立たない。国家経済を評価するためにも相対評価を導入する必要がある。

このような相対評価の方法として考案したのが経済追撃速度指数だ。世界100カ国の成長速度と比較して該当国家の成長速度がどの程度なのかを計る。

今年の調査で興味深い点は、まさに「米国の躍進」だ。米国の追撃速度指数の順位が43位から20位へと23ランクも急上昇したのは、GDPを基準に世界経済で米国が占める割合が1年間に2.1ポイント増加したためだ。おもしろいのは同じ期間に中国が世界経済で占める割合も似たような水準で上がったという点だ。中国の割合は13.5%から15.7%へと2.2ポイント高まった。米国経済が期待以上に成長しながら全体経済規模面で中国が米国に追いつく時点は予想よりも遅れる可能性がある。

予想を上回る米国の経済成長は、労働市場など経済構造の柔軟性と情報技術(IT)サービスおよび融合・複合分野で新しい革新企業を創り出し続ける躍動性から出ている。またインドが追撃速度5位圏に入ったのは今回が初めてで、ITサービスを中心にした経済成長が原因と分析されている。世界経済の成長エンジンが伝統的な製造業からITサービス業などに移っている流れと脈が通じる。

韓国経済は2014年までの2年間で追撃速度指数が上昇するなど比較的活気に満ちた様子を見せていたが、今回の調査で上昇の勢いが途切れた。米国・インドとは違い、新しい産業分野で突破口を探せずにいるためと分析されている。