修復へ加速する韓日米の経済・安保同盟…「北朝鮮制裁・中国説得」議論

  • 2016年1月13日

北朝鮮の4次核実験に対する韓日米3角共助の動きが活発になっている。13日、オバマ米国大統領と朴槿恵(パク・クネ)大統領が北朝鮮に向けた警告メッセージを発表する予定だ。同日には韓日米6カ国協議首席代表はソウルで会合を行って対北朝鮮制裁案を議論する。3国は16日、東京で開かれる第2回韓日米次官協議会でも北核問題を協議する予定だ。

これに先立ち両国は12日に東京で第14回高位(ハイレベル)経済協議会を開いて経済協力案を模索した。韓日の過去の歴史葛藤と朴槿恵政権の「中国傾倒論」などで揺らいだ韓日米3角の経済・安保同盟の修復が、慰安婦交渉の妥結に続き北朝鮮の核挑発を機に加速しているという観測だ。

◆経済協力で加速する韓日

韓日はこの日3時間ほど行われた高位経済協議会で、韓国の日本産の水産物輸入規制と環太平洋経済連携協定(TPP)加入問題などについて意見交換した。昨年11月の韓日首脳会談から出た▼経済協力の活性化▼東アジア経済統合の協力▼気候変化などグローバルイシューの協力強化▼韓日高位級協議会の運営などに関した後続措置も議論した。ある参席者は「これまで政治・外交問題とは別に経済は相互協力するという政策基調を維持してきたが、昨年末の慰安婦交渉妥結をきっかけに相互協調的な雰囲気で対話が行き来した」と話した。

韓日通貨スワップの再開についての具体的な言及はなかった。しかし柳一鎬(ユ・イルホ)副首相兼企画財政部長官が11日の人事聴聞会で「日本との通貨スワップ拡大を考えてみる必要がある」と言及しただけに近く議論が本格化するという展望が出ている。政府関係者は「昨年2月には通貨スワップ延長が韓国側の『要請』によるものなのかどうかをめぐり両国が神経戦を行って協議が中断されたが、今こそ互いに取り上げて話せる条件が造成された」と話した。

◆強力になった韓日米の安保同盟

韓日米は北核に対抗して安保同盟の手綱をしっかりとつかんでいる。3カ国は13日、4次北核実験後初めての接触となる韓日米6カ国協議首席代表会合で北朝鮮に対する強硬対応と共助の意志を見せると政府関係者は話した。UNの安全保障理事会の決議案に含まれる対北朝鮮追加制裁の方向性についても意見調整する。

過去、北朝鮮の1~3次核実験の時に取られた安保理制裁の実効性に疑問が提起されただけに、より強力で効果的な制裁案を用意することに焦点を合わせるものと予想されている。対北朝鮮制裁の履行の核心のカギを握る中国を説得することが重要だ。このため韓国側の首席代表である黄浚局(ファン・ジュングク)外交部韓半島(朝鮮半島)平和交渉本部長は14日、北京を訪問して中国側の首席代表である武大偉外交部韓半島事務特別代表に協議内容を説明する予定だ。黄本部長は19日モスクワでロシアのイーゴリ・モルグロフ外交次官らと会って韓日米中露の間の連続協議を終える計画だ。

外交界は16日に開かれる韓日米外交次官協議会にも注目している。この協議は米国の「アジア・太平洋再均衡政策」の一環として構成されたもので昨年4月に米国ワシントンDCで初めて開かれたのに続き今回が2回目だ。韓日米3角安保協力についての深みのある議論が行われるだろうという展望が出ている。日本が北朝鮮の核実験を機に意欲的に推進する韓日の軍事情報包括保護協定(GSOMIA)の早期締結を韓国側に促すだろうという観測もある。