<疾走する京都企業>カリスマあふれるCEOが「陣頭指揮」

  • 2015年12月16日

「オーナー経営者を中心に指示と伝達体系が整っている点が京都企業の強みだ」。

『京都式経営』の著者、京都大の末松千尋教授は15日、「ユニクロやソフトバンクが成長しているが、経営陣が職員を掌握する力が相対的に弱い」とし、このように述べた。

京都の企業は創業者や最高経営責任者(CEO)が強いカリスマを発揮し、リスクを負って果敢な投資判断と迅速な意思決定をするというのが、末松教授の説明だ。

京都を代表する経営者には「経営の神様」と呼ばれる稲盛和夫京セラ名誉会長、永守重信日本電産会長、堀場製作所の創業者である故堀場雅夫顧問と長男の堀場厚会長らがいる。ともに個性あふれる経営者だ。

稲盛名誉会長は利他心、職員の幸せなど「人間中心の経営原則」を強調する。M&A(企業の合併・買収)を通じて絶えず事業を拡張してきた永守会長は「法螺が職員に関心を表現し、勝負欲を引き出す方法」とし、強いリーダーシップを主張する。堀場製作所の社是は「おもしろおかしく」だ。堀場顧問が社是を決める時に職員が反対すると、社長から退きながらも導入を強行したというエピソードなどユニークな経営者として有名だ。

末松教授は「京都の企業は事業領域を明確に設定し、そこに力を集中する」とし「グローバル市場での高いシェアを目標にして経営戦略を構築する」と述べた。末松教授は強い挑戦意識も京都企業の強みに挙げた。末松教授は「京都企業は新しい商品を新しい市場に広めるためにいつも挑戦する」とし「新興国に進出する時も東京の企業とは違い、性向するまで進める気質がある」と説明した。

企業支配構造上、革新が容易だという点も強調した。末松教授は「革新を『下から上に』したり合議制ですれば、必要な革新も数人の関係者が拒否して実行しにくい場合がある」とし「CEOが権限を持っていれば革新の実行が容易であるだけでなく、革新のための社内システム構築も容易だ」と述べた。必要な変化に直ちに対応し、強い競争力を持つということだ。