アンチ消費者まで引き込む現代車

  • 2015年12月15日

郭鎮(クァク・ジン)現代自動車副社長が14日、アンチコミュニティー会員の質問に答えている。(写真=現代自動車提供)

現代自動車が「アンチ現代車」性向の消費者を引き込む。現代車に批判的な消費者と外部専門家で構成した「H-オンブズマン制度」を施行し、商品開発と販売、サービスなどに積極的に反映することにした。

◆「アンチ」消費者と懇談会

郭鎮(クァク・ジン)現代自動車国内営業本部長(副社長)は14日、ソウル良才洞(ヤンジェドン)のザ・ケイホテルで開かれた懇談会で、「ボベドリーム」の会員など消費者およそ100人と会った。ボベドリームとはアンチ現代車性向の消費者が多いインターネットコミュニティー。今回の懇談会は、消費者と会い、消費者が普段から抱いている疑問に現代車の経営陣が答えて疎通する行事だ。10月の金忠鎬(キム・チュンホ)社長と権文植(クォン・ムンシク)現代車研究開発担当副会長の後、郭副社長が3人目となる。

アンチ現代車性向の消費者が集まったため、終始、緊張感が漂った。鋭い質問に郭副社長は冷や汗を流しながらも率直に答えた。郭副社長は「現代車は正しいことを言う『貴重な助言者』である『アンチファン』の意見を積極的に反映し、消費者に近づく企業に生まれ変わる」とし「消費者の意見を反映するために来年からH-オンブズマン制度を施行する計画」と述べた。H-オンブズマン制度とは、別に選ばれた消費者・専門家集団が新車の開発から市販車の運営にいたるまで現代車のすべての活動を常時モニタリングする制度。郭副社長は「H-オンブズマンを友好的な消費者でのみ構成すれば結果的に現代車に役立たないため、できるだけアンチ会員を含む多様な消費者を招請する」と述べた。

◆「警報システムを小型車まで拡大」

アンチ現代車消費者であるだけに質問も多かった。懇談会の前に受けた質問は1512件にのぼった。郭副社長は▼車両試乗、購買、修理など消費者が現代車に会う接点分野▼2016年に出す新車と新技術関連分野▼現代車に伝えたい不便および改善事項▼国内消費者の観点で現代車に望むこと--の4項目に分けて詳細に答えた。

「現代車のエアバッグがあまり出ない」という質問に対し、「過去には安全法規が異なり、国内と北米市場のエアバッグ作動条件に差があったが、昨年から発売されたすべての車には同じエアバッグを搭載している」と説明した。現場では特に疎通を強化してほしいという注文が多かった。国内外価格差別問題、新車発売直後の初期品質異常問題なども指摘された。