人民元、4年半ぶり「最安値」

  • 2015年12月9日

中国の人民元が約4年半ぶりに最安値となった。米国ドルがグローバル主要国通貨に対して強気を見せる中、中国の実体経済の鈍化の憂慮が重なった結果だという分析が出てくる。

8日、上海外国為替市場で米国ドルに対し人民元は前日の終値比0.15%の元安ドル高となる1ドル=6.4174元で締め切った。2011年8月10日(1ドル=6.4182元)以後の最安値だ。

この日、人民元は取り引き時間に一時1ドル=6.4260元まで下げた。この日、中国の中央銀行である人民銀行は米国ドル対比の人民元基準為替レートを1ドル=6.4078元と告示した。人民元の一日の変動幅は人民銀行が告示した基準為替レート対比で上下2%水準に制限される。

人民元は人民銀行が電撃的な通貨切り下げを断行した今年8月11日以降しばらく安値傾向を見せて9月から小幅の騰落を繰り返していた。だが10月末に1ドル=6.3181元で高値をとった後、急激な下落傾向を見せた。

専門家たちは米国中央準備制度理事会(FRB)が今月中に基準金利を引き上げるだろうという予想で米国ドルが主要国通話に対し強気を見せているのが人民元の下落の第1次要因とみている。

ブルームバーグ通信は中国の実体経済の悪化が元安を誘発するだろうという展望でグローバル資金が中国から離れながら人民元安が加速化していると分析した。米国リサーチ機関キャピタルエコノミクスは先月、中国から抜け出たグローバル資金規模が1130億ドル(約133兆ウォン)で史上最高値を記録したと推算した。