<韓国半導体人材流出>韓国政府の無関心・人材不足…「第2の造船業」憂慮

  • 2015年12月4日

国家未来研究院の主催で3日、ソウル小公洞(ソゴンドン)のザ・プラザホテルで開かれた産業競争力フォーラムで参加者が韓国の半導体産業の競争力強化案について討論した。

韓国の半導体産業に対する業界専門家たちの憂いが深くなっている。このままにしておけば造船産業のように大きな危機に陥りかねないという懸念が出てきている。

ホン・ソンジュSKハイニックス未来技術研究院長(副社長)は3日、ソウル小公洞(ソゴンドン)のザ・プラザホテルで国家未来研究院主催で開かれた「産業競争力フォーラム」に参加し、「造船産業がわずか4年前に史上最大の実績を出したのに今は深刻な危機状況に陥った」として「韓国の半導体産業も造船産業のようにすでに危険の兆候があらわれている」と話した。

韓国の造船産業は1997年に日本を抜いて受注量基準で世界1位になった。2011年には史上最大実績を達成した。ホン副社長は「造船産業が危機に陥ったのは政府の無視、手薄な専門担当者養成、中国の追撃などが複合的に作用した」と診断した。

2010年から政府の造船部門の研究開発(R&D)支援予算は機械分野に吸収された。ソウル大学造船海洋工学科がほかの専攻者を教授に任用するほど専門担当者も減った。一方で中国は2001年に造船業を5大集中育成産業に含めて猛烈に追撃してきた。

最近、半導体産業でも似たような兆候が出てきているとホン副社長は分析した。ソウル大の半導体専攻の修士・博士の輩出実績は2005年の106人から昨年は42人に減った。専攻教授が不足してソウル大半導体共同研究所長にはディスプレイ専攻教授が任命された。政府の2016年国家R&D事業で半導体分野は新規事業予算を配分されなかった。一方で中国は2010年から半導体を集中育成産業に決めて10年間で175兆ウォンを投資するという政策を出した。

ホン副社長は「半導体産業は中国の追撃を受けており、専門担当者が不足し、政府に無視されているという点で造船産業と同じ境遇になりつつある」として「半導体産業を育てるには土台をしっかりしなければならない」と強調した。

この日、フォーラム参加者は「半導体の人材流出を防ぐのも重要だが、同時に人材養成システムを構築しなければならない」と指摘した。漢陽(ハニャン)大学融合電子工学部のパク・ジェグン教授は「台湾で韓国の半導体専攻者を教授として任用する例が多い」として「政府で半導体基礎教育環境についての支援を拡大するのが急務」と指摘した。

キム・ヒョンジュンソウル大材料工学部教授は「半導体産業を育てなければならないという国民的な共感を形成する根本的な努力が必要だ」と話した。