韓国造船受注6年ぶり最悪…中国のわずか5%

  • 2015年12月4日

韓国内の造船企業が受注の飢えに苦しんでいる。大型海洋プラント発注が相次いで延期になっている上に船舶受注は中国企業に奪われている。先月の国内造船会社の船舶受注量は中国のわずか5%にとどまり6年ぶりに最も低調だった。こうした傾向でいけば大規模な赤字に苦しむ造船会社の売り上げまでも急速に縮むと懸念されている。

◆海洋プラント発注相次ぎ延期

3日、造船業界によれば10-12月期に発注が予定されていた大型海洋プラントの大部分が来年に延期された。モザンビークの浮遊式液化天然ガス生産設備(FLNG)の発注は、来年上半期に延期になった。イタリアのエネルギー企業ENIが推進するこの事業は30億ドル(約3兆4500億ウォン)規模と予想されていた。現代(ヒョンデ)重工業・サムスン重工業・大宇(デウ)造船海洋などの「ビッグ3」が受注戦に出たが、いつ発注されるのか予測さえできない状況になった。

シェブロンが発注する15億ドル(約1兆7250億ウォン)規模となるタイの「ウボン・プロジェクト」も無期限延期になったと分かった。40億ドル(約4兆6000億ウォン)規模のナイジェリアのボンガ浮遊式原油生産設備(FPSO)なども同じだ。業界関係者は「10件近い大型海洋プロジェクトの発注時期が今年の下半期から来年に延期になった」として「このうちの一部は事実上、発注をあきらめたという話も出てくる」と説明した。

海洋プラントの発注が途切れながら造船ビッグ3の売り上げも大幅に減っている。海洋プラントプロジェクト1件は商船10隻に匹敵する売り上げを期待できるためだ。現代重工業〔現代尾浦(ミポ)造船および現代三湖(サムホ)重工業含む〕は今年204億ドルの売り上げを目標にしたが、10月末までに目標の60%である123億ドルの受注にとどまった。サムソン重工業は150億ドルを目標にしたが、受注量は100億ドル規模だ。大宇造船は44億ドルを受注して目標(130億ドル)の半分にも届かなかった。

造船企業の関係者は「来年も海洋プラントを受注できなければ会社の規模を維持するのが容易ではない」としながら「低原油価格基調が続きながらエネルギー企業が海洋プラント発注を敬遠しており心配だ」と話した。

◆11月の受注量2009年以降最悪

受注量も急減している。英国の造船・海運分析機関であるクラークソンが分析した資料を見れば韓国の造船企業は先月7万9834CGT(標準換算トン数・建造難易度などを考慮した船舶の重さ)の受注にとどまった。船舶数基準では3隻を受注した。2009年9月以降で最も低調な実績だ。世界の発注量(182万2601CGT)のうち4.4%を受注しただけだ。

同じ期間で中国は146万4141CGTを受注した。韓国受注量の約20倍だ。受注占有率は80.3%にもなる。今年の累積受注量を基準とすれば韓国が1位を維持した。991万7834CGTを受注して発注量の33.8%となった。中国は882万4195CGT(30.1%)で2位を記録した。

造船業界の関係者は「今年上半期の韓国の造船企業が超大型コンテナ船・超大型タンカーを大量受注して累積1位を記録しているだけで、下半期の実績をみてみれば中国に押されている」として「このような状況が続けば韓国の造船企業が物量不足に苦しめられる恐れがある」と憂慮した。