<韓国半導体人材流出>中国「サムスン出身者の年俸9倍出す」

  • 2015年12月4日

中国企業が韓国の半導体専門担当者を引き抜くために手を伸ばしている。「韓国で受けとる年俸の3~9倍を5年間保障する」という条件を掲げている。サムスン電子の役員人事が4日に発表されれば人材の引き抜きはさらに激しくなるだろうと業界は見ている。

3日、業界によれば中国企業などは最近退職したサムスン電子やSKハイニックスの役員・首席(部長級)にヘッドハンティング企業を通じて「年俸の3倍を5年間、保障する(1-3-5)」と提案していたと分かった。一部の核心人材には「年俸の9倍を5年間保障する(1-9-5)」という破格的な提案もしたと伝えられた。韓国で年俸1億ウォンを受けとった人が中国企業に転職して5年間働けば45億ウォンを稼げるという計算が出てくる。さらに子供の学資金支援など福祉恩恵まで掲げていると業界関係者は伝えた。

ある関係者は「半導体産業の育成に乗り出した中国としては、巨額が必要な買収合併(M&A)に劣らず専門担当者の確保が必要だ」として「最近になって韓国専門担当者に対するスカウト提案がどんどん増えた」と話した。政府は最近サムスン電子・SKハイニックスとともに人材流出防止のための会議を開いた。

これとは別にサムスン電子とSKハイニックスで副社長級として働いていたC氏が最近、台湾に半導体コンサルティング会社をつくったことが確認された。彼は中国と台湾の企業を対象に工程コンサルティングを準備しているという。C氏はサムスン電子とSKハイニックスの工程ノウハウを知り尽くした専門家に挙げられる。漢陽(ハニャン)大学融合電子工学部のパク・ジェグン教授は「半導体の人材が中国に渡れば韓国の半導体産業は深刻な危機に直面する恐れがある」と話した。