韓中FTA、与野政協議「空回り」

  • 2015年11月24日

韓中自由貿易協定(FTA)批准案の処理のために構成された与野政協議体が23日、第3回全体会議を開いたが第1・2回会議に続き空転を繰り返した。

この日の会議では農・漁業の被害保全対策が主な議題として話し合われたが、冷え込んだ雰囲気の中で与野党の議員間が神経戦を行い、議論は爬行した。セヌリ党は26日が韓中FTA批准案の年内処理のための「マジノ線」だと釘をさした。

協議体の共同委員長の1人である金正薫(キム・ジョンフン)セヌリ党政策委員会議長は「韓国の中小企業だけでなく相手国である中国も26日に注目している」として「万が一この日の批准案の処理が失敗に終われば、経済の支えである輸出を増やす絶好の機会で国会が足首をつかんだという非難を受けるだろう」と話した。

国会外交統一委員長をつとめる羅卿ウォン(ナ・ギョンウォン)セヌリ党議員も「FTA処理を早めようという次元で協議体を構成したのに、構成だけで1カ月かかった」として「(むしろ)協議体が障害物になっているのではないかと残念だ」と話した。

一方、野党は処理期間をあらかじめ結論として出しておいて野党を脇役に立てようとしているとして真っ向から対立した。崔載千(チェ・ジェチョン)新政治民主連合政策委議長は「政府・与党の時間に対する圧力は、多数決を口実にした暴力」としながら「2度にわたる会議の結果で政府は被害保全対策を受け入れたものもなく、誠意ある態度もなしに歪曲された主張で一貫している」として「野党と市民を無視し続ける態度を見せるならば、これ以上協議体に参加する理由がない」と話した。

すると沈允肇(シム・ユンジョ)セヌリ党外交通商委幹事は「期間に追われているのが事実なのに、野党がかえってこれを武器にしている印象を消すことができない」と指摘した。ホン・ヨンピョ新政治連合産業通商資源委員会幹事は「政府が農業分野などに対する対策を出せば簡単に解決されることを野党に時間だけ守れという態度は納得しにくい」と反論した。

結局、与野政協議体は全体会議の代わりに案件別に実務交渉をすることで合意し、この日、両党政策委議長と国会農林畜産食品海洋水産委員会の与野党幹事が参加した非公開の対策協議を行ったが、被害保全対策のための答えを見出せなかった。