韓国美術が席巻する香港

  • 2015年11月23日

韓国市場の「ブルーチップ(優良株)作家」である金煥基(キム・ファンギ)画伯の1971年作の全面点画『19-Ⅶ-71 #209』(253×202センチ)が先月5日、ソウルオークション香港競売で47億2100万ウォン(約5億185万円)で落札され、朴壽根(パク・スグン)の『洗濯場』(45億2000万ウォン)を抜いて韓国作家の作品の中で最も高い絵となった。

前日に開かれたKオークションの香港競売では世界的なビデオアーティストの故・白南準(ペク・ナムジュン、ナム・ジュン・パイク)の代表作『土星人』が予想家の2倍を超える3億5872万ウォンで売れて注目された。

金煥基、白南準ら韓国作家の作品が香港で飛ぶように売れている。美術品競売会社ソウルオークションやKオークション、香港クリスティ韓国事務所は今年に入ってから先月末まで香港競売を通じて700億ウォン(ソウルオークション380億ウォン、Kオークション228億ウォン、香港クリスティ92億ウォン)を売り上げた。昨年(309億ウォン)の2倍を超える数値で、同じ期間の国内美術品競売市場(1253億ウォン)の55%を占める金額だ。平均落札率も90%を上回った。

金煥基、鄭相和(チョン・サンファ)ら単色画作家の作品販売が功を奏した。これら2競売会社は28~29日に香港で推定が総額450億ウォンを超える大規模な韓国美術品の競売を行う予定なので今年の香港売り上げが前年の4倍程である1200億ウォンに迫るだろうという展望が出ている。

ソウルオークションのイ・オクギョン代表は「香港市場で韓国美術が再評価されている」として「アジア地域のコレクターの韓国作品の収集熱は当分続くだろう」と見通した。