中国は第11世代工場へ…第8世代で5年間立ち止まった韓国LCD(2)

  • 2015年11月12日

◆サムスン・LGはOLEDに集中

サムスンディスプレイは7-9月期に9000億ウォン(約956億円)、LGディスプレイは3000億ウォン以上の営業利益を出した。しかし要因を見ると決して安心することはできない。サムスンの実績改善は中国スマートフォン企業がOLED(有機発光ダイオード)パネルを大量に購買したためだ。過去5年間は国内新規投資をせず、減価償却費の負担もほとんどない。LGディスプレイも似た構造だ。

業界の関係者は「ウルトラHD(UHD)曲面パネルなど高価格製品市場にも中国企業が参入している」とし「サムスンディスプレイLCD事業部は最近また苦戦していると把握している」と話した。

中国が2017年から第10.5世代ラインで大型パネルを出す場合、コスト面で韓国は追いつけない。第8世代ラインではガラス基板1枚から65インチ3枚を確保できるが、第10.5世代では6枚まで生産可能だ。

サムスンとLGも10世代以上の投資を検討した。しかし勝算がないため投資しない方向を定めた。その代わりOLEDに集中している。サムスンはスマートフォンやタブレットに使用される中小型パネルに、LGはテレビ用など大型パネルに投資している。中小型OLEDではサムスンが世界市場の90%を掌握している。大型はLGのほかに生産する企業がまだない。

OLEDも安心できない。台湾のエバーディスプレイ、日本のJOLEDなどが中小型OLED生産を始めた状態だ。BOEも試験生産ラインを稼働している。

LGの関係者は「かつて我々は日本の後を追う『ファストフォロワー(速い追撃者)』だったが、今は『ファストムーバー(先導者)』役割をしなければいけない」とし「一歩先を進む技術投資を通じて特許を確保する必要がある」と述べた。