豪州に逆転された韓中FTAの批准

  • 2015年11月11日

韓国より遅く中国と自由貿易協定(FTA)を締結した豪州が、韓国より先に議会の批准を受けた。韓国議会は野党の反対で韓中FTA批准案を処理するための議論にも入っていない。

産業通商資源部によると、豪州上院は9日(現地時間)、中豪FTAに関連する関税法改正案を通過させた。下院が先月22日に通過させた関税法改正案がこの日、上院を通過したことで、豪州は中豪FTAの議会処理手続きを完了した。豪州は中国とのFTAを昨年11月17日に妥結した。韓中FTAの妥結(11月10日)より1週間遅い。中豪FTA正式署名日も今年6月17日と、韓中FTA署名日(6月1日)より16日遅い。

しかし議会手続きを先に完了したのは豪州だ。韓国国会は韓中FTA批准案に関する議論さえ始めてていない。政府は8月31日に国会外交通商委員会に批准案を上程したが、常任委の議論の前に開くことにした与・野・政協議体会議の日程も決められずにいる。新政治民主連合など野党が韓中FTAと直接的な関係がない▼粒子状物質問題▼違法操業問題▼食料品検疫問題--などがまだ十分に解決してないとして取り上げているからだ。

豪州議会が中豪FTAに対する議会手続きを終え、中豪FTAが年内に発効する可能性が高まった。

崔ギョン煥(チェ・ギョンファン)副首相兼企画財政部長官はこの日、「韓中FTAの妥結が急がれる」とし「韓中FTAが年内に批准されなければ約1兆5000億ウォン(約1600億円)の莫大な損害が生じる」と述べた。崔副首相が損害額として述べた1兆5000億ウォンは、韓中FTAが締結された場合に製造業分野で予想される1年目の輸出増加額だ。