中国の景気鈍化「飛び火」…韓国内の銀行、中国の純利益の半分

  • 2015年10月26日

現地に工場を置く大手メーカーと同じように、韓国内の銀行も中国市場で苦戦していることが明らかになった。中国の景気鈍化で不良与信が増加している上に、相次ぐ金利引き下げで純利子マージン(NIM)も落ちているからだ。

海外店舗の総資産の4分の1を占める中国事業の収益性が悪化しながら、国内銀行が海外店舗で稼いだお金は全体純利益の10%に過ぎないと集計された。

◆中国で苦戦する国内銀行

25日金融監督院によれば国民・新韓・ウリィ・ハナなど11の国内銀行は今年上半期、中国で5020万ドル(約566億2560万ウォン)の純利益をおさめた。前年同期(8720万ドル)対比で42.4%の急減となる数値だ。中国の人民銀行の持続的な基準金利引き下げでNIMが下落した中、中国の景気鈍化で不良与信が増えて貸倒引当金繰入額が増加したためだ。

人民銀行は景気浮揚のために昨年11月以降今月23日まで計6回にわたり基準金利を引き下げた。中国市場での国内銀行NIMは昨年2.06%から今年上半期には1.93%に落ちた。

不良債権比率を意味する固定以下与信比率は2013年末の0.6%から昨年末は1.1%、そして今年上半期は1.3%へと上がり続けている。貸倒引当金繰入額は昨年上半期264万ドルから今年前半期368万ドルに39.4%増えた。

◆「ポストチャイナ」ベトナムへ

国内銀行の海外店舗(中国含む)が今年上半期におさめた純利益は計3億7760万ドル(約4260億ウォン)と調査された。同じ期間におさめた全体純利益の10.6%にとどまり、国内銀行は依然として収益の大部分を国内で稼いでいることが明らかになった。

地域別では国内銀行の日本地域店舗が3240万ドルの純利益を上げて前年同期(970万ドル)対比で234%増加したと調査された。

ベトナムでも今年上半期4560万ドルの純益を記録し、前年同期(1960万ドル)対比132.7%増となった。イム・チェユル金融監督院銀行監督局副局長は「日本やベトナム地域では企業与信損失が予想より少なく、引当金が換入されて純利益が良く出た」と説明した。

銀行別には新韓銀行の海外店舗の純利益が9590万ドルで最も多かった。今年上半期の新韓銀行全体の純利益の14.2%水準だ。

今年上半期基準で国内銀行は計37カ国で163店舗を運営中だ。アジア地域が108店で全体の66.3%を占めた。欧州(13.5%)や北米(12.3%)が後に続いた。単一国家基準ではベトナムに最も多い店舗(19店)を出した。中国(14店)に比べ5店多かった。中国の景気鈍化が本格化した昨年から中国店舗を減らし、成長の可能性が相対的に大きいベトナムなどの東南アジアに新規店舗を出そうとする銀行が増えている傾向だ。