現代・起亜車「中国ショック」脱出…販売量「V字回復」

  • 2015年10月6日

現代(ヒョンデ)・起亜自動車が、最大の自動車市場である中国で盛り返している。今年7月に中国市場で底を打ち、8月からいち早く回復している。今月から中国政府の車両取得税引き下げ政策が施行された上に米国・欧州・インドなどの地域でも常勝疾走しており、現代・起亜車の上昇の勢いは続くだろうとの展望が出ている。

◆9月の販売急反騰

現代・起亜車は先月、中国で13万3653台を販売したと5日発表した。1カ月前の8月よりも39%増えた数値だ。8月と比較して先月の現代車販売量は28.5%、起亜車の販売量は67.4%増えた。

現代・起亜車の月間販売量は4月から前月より減り始め7月には8万台水準に落ち込んだ。8月に14.2%増の9万6154台を記録した後、先月は13万台水準を回復した。前年同月対比でも8月にはマイナス26.6%を記録したが先月にはマイナス12.2%と減少幅が大きく減った。

スポーツ用多目的車(SUV)や中国オーダーメード型モデルが成長を導いた。現代車が先月5日に中国で出した新型ツーソンが1カ月間で1万4台売れ、旧型モデルのツーソンixも6カ月で1万台超えを再び達成した。

起亜車が8月に価額を下げた旧型スポーテージとスポーテージRの販売量は前月よりもそれぞれ31.9%、125.4%増えた。中国専用モデルである現代車の中型セダンであるミントは先月1万5080台売れて月刊最大販売量を記録した。

現代・起亜車は中国内での販売量が一層増えると見通している。中国政府が今月から景気浮揚対策で1600㏄以下の小型車の取得税率を10%から5%に引き下げ、小型車の比重が高い現代・起亜車の恩恵が予想されるからだ。

現代車は新型ソナタとツーソンなどでライバル企業の車両にはない1600㏄級モデルを保有している。起亜車もK4とK5などに1600㏄級のエンジンモデルを備えている。

ハイ投資証券のコ・テボン企業分析チーム長は「中国政府の取得税引き下げや競争力がある新モデルの発売で、現代・起亜車が中国で明らかな回復傾向を見せるだろう」と予想した。

◆インド・欧州でも新記録

現代・起亜車は欧州でも巡航中だ。現代車のチェコ工場と起亜車のスロバキア工場の先月の生産量はそれぞれ3万2528台、3万1000台でいずれも史上最高を記録した。1年前と比べてそれぞれ13.5%、14.2%増加した。

先月の現代車と起亜車の欧州市場での販売量も1年前よりそれぞれ14.5%と8.6%増えたと暫定集計された。欧州の公式販売量は16日、欧州自動車産業協会が発表する。

現代車だけが進出しているインドでも好調な傾向を続けている。現代車は先月、インドで史上最高となる4万2505台を売った。現代車は先月インド市場で1年前より2.1ポイント上がった19.5%の占有率を記録して全体2位を維持した。

1位マルチ・スズキ・インディアの占有率は49.2%から48.6%に小幅減少した。現代車はインド専用SUVであるクレタやi20などの販売量が急増したことを占有率上昇の要因に挙げた。

インド販売量が増えながらインド工場の稼動率は100%を超えたという。KB投資証券のシン・ジョングァン企業分析チーム長は「インドの市場占有率が20%に達するほど現代車のブランド価値が上がっており、インド工場の増設可能性が高い」と分析した。