「Kフードの核心はキムチ」…CJ会長の「キムチロード」具体化

  • 2015年9月25日

李在賢(イ・ジェヒョン)CJグループ会長

CJがプレミアム級宮中キムチとキムチから抽出した乳酸菌製品を前面に出し、世界市場に目を向けている。「韓国料理のグローバル化のためには韓国を代表する食品のキムチがグローバル市場で認められなければいけない」という李在賢(イ・ジェヒョン)CJグループ会長の「キムチロード」構想が具体化されているという評価だ。

CJ第一製糖は最近、「Kプロジェクトチーム」を新設した。従来のキムチブランド組織ハ・ソンジョン・チームを拡大改編したもので、Kは韓国料理(Korean food)とキムチ(Kimchi)の頭文字。キムチ関連の人材は14人から23人に増やした。CJ第一製糖の関係者は「キムチは国内市場で成長が停滞したが、グローバル市場に向けて多様な研究が必要だと判断し、人員を拡充した」と説明した。

Kプロジェクトチームは外国人の口に合うキムチを開発するため、さまざまな味のテストに取り組んでいる。従来のキムチより辛さは減らし、さっぱりとした味を出すレシピを探すのが目標だ。

今月初めに発売した「ビビゴ宮中白菜キムチ」はこうした企画とマーケティングが結びついた製品だ。タラの出汁、2年熟成のイシモチの塩辛、国内産ハクサイなど高級材料を使用し、すっきりとした味を生かしたという評価を受けている。価格は2キロで2万6900ウォン(約2700円)と、他の製品より1万ウォンほど高い。現代百貨店狎鴎亭(アプクジョン)本店や新世界江南(カンナム)店など高所得層が多い地域を中心によく売れているというのが会社側の説明だ。CJはこの製品を「グローバルキムチ韓流」の主力製品に育成する計画だ。

7月にはキャベツキムチも出した。ハクサイより外国人が慣れているキャベツでサクッとした食感を強調した。辛さよりはすっぱさがある製品で、ピクルスの代わりとしてキムチの認知度が高まることを会社側は期待している。

CJのキムチ事業には李会長の夫人の母キム・マンジョ元延世大教授(85)が深く関与している。英リーズ大で食品を専攻して博士学位を取得した金元教授は、約40年間にわたりキムチ研究に取り組んできた。1960年代にはベトナム戦争参戦将兵のためにキムチの缶詰めを作り、1990年代末にはCJ第一製糖の最初のキムチ輸出品「クランチオリエンタル」を開発した。現在は高齢のため研究はしていないが、研究員への助言は続けている。

「キムチロード」のもう一つの軸のキムチ乳酸菌は中国への輸出を始めた。CJ第一製糖は関連企業の中国東方CJホームショッピングを通じて「BYO皮膚乳酸菌CJLP133」を販売した。キムチから抽出した乳酸菌で、腸の健康と皮膚のかゆみ改善の効能が認められた健康機能食品だ。

CJ第一製糖はホームショッピングだけでなく中国最大電子商取引企業アリババが運営する「天猫」などオンラインモールや香港ヘルス&ビューティー専門店「ワトソンズ」でもキムチ乳酸菌を販売する計画だ。5年以内の輸出3000億ウォン達成を目標にした。ハン・ジョンヨプCJ第一製糖健康マーケティング担当部長は「外国人がキムチに由来する乳酸菌という点に良い反応を見せている」と述べた。