<崖っぷち韓国企業>危機迫ってもホテル・ゴルフ場は売らない

  • 2015年9月8日

「素材部品、バイオ、ホテル」。

3年前、韓国内のある系列企業はグローバルコンサルティング会社からこの3つの事業を整理することを勧誘受けた。グループ内のほかの系列会社とのシナジー効果が小さく、成長が停滞したという理由だった。現在この会社は素材部品とバイオ分野の事業を手放した。だがホテルは違った。今年初め、ある私募ファンド(PEF)から取り引きの提案を受けたが、バッサリ断ったという後聞だ。投資銀行(IB)業界のある関係者は「オーナーの家族がホテルへの愛着が大きいようだった」として「売却提案を何度も受けたが、家族が反対して実現しなかったそうだ」と話した。

IB業界においてゴルフ場とホテルは意外に取り引きが容易ではない売り物の1に挙げられる。取り引きが進んでも遅れる事例が多く結局、終盤に失敗に終わるケースも多いという。関係者の大多数がその理由として「オーナー経営者」を挙げた。

旧東洋グループが運営していたゴルフ場「ウェストファインGC」の売却が代表的だ。ウェストファインGCは昨年6月にゴルフゾーンに売られるまで約2年6カ月かかった。交渉が始まったのは2012年2月だったが取り引きは同年11月、失敗に終わった。東洋側が突然、売却の意志を取り消したからだ。その後「東洋事態」が起き、昨年ゴルフゾーンとの再協議を通じてこのゴルフ場は新しい主人を探した。市場では東洋オーナー一家と経営陣がウェストファインGCへの愛着のために最後まで売却を拒否したのではないかという指摘が出てきた。あるコンサルティング企業の社長は「ゴルフ場、ホテルはオーナーが直接余暇を楽しめる空間で、こうした形の企業は構造調整の対象に含めるのが非常に難しいのが現実」と指摘した。