【社説】1%台の成長率予測まで…結局は来るべきことが来るのか

  • 2015年9月7日

今年7-9月期の経済成長率が2%以下に落ちるという予想が出ている。オーストラリア・ニュージーランド銀行(ANZ)は韓国の輸出減少が続けば7-9月期、10-12月期の成長率が1%台にとどまるという報告書を出した。IHSエコノミクスも今年の成長率予測値を2.0%と予想している。4-6月期のGDP成長率2.2%が底であってほしいという期待が崩れている。すでに民間研究所は今年の成長率を2%台と見込んでいる。国内でも1%台という予想が出ている。不景気の恐怖が押し寄せているのだ。

もちろん韓国経済を支える輸出が減少したのが最も大きな要因だ。8月の輸出は前年同月比で14.7%も減った。半導体と携帯電話を除いたすべての業種で減少傾向を見せた。「チャイナショック」に新興国の景気低迷が懸念される状況で産油国さえも原油安の直撃弾を受けた結果だ。中国の7-9月期の成長率予測値は7%台未満だ。中国への依存度が過度に高いのが韓国だ。研究機関も中国発ショックの打撃を最も多く受ける国に韓国を挙げる。韓国経済は外部の衝撃に耐える経済環境や体力が脆弱だと評価している。

何よりも経済的な自由を窒息させ、「経済をしようという」意志を奪っていく体制が数年間続いたからだ。同伴成長論から経済民主化まであらゆる政治的攻勢がまだ展開されている。観光振興法やサービス産業発展基本法は漂流している。経済民主化など経済の活力を殺す立法は国会で簡単に通過する。労働改革と企業構造改革は遅々として進まず、政府は短期浮揚策に汲々としている。産業構造の高度化は考えることもできない。10年後に潜在成長率が1%台で落ちるという報告書まで出ている。それでも誰も沈滞する経済に関心がない。政治はなおさらだ。みんなが火事を見物する状況だ。韓国はこのまま沈み込んでしまうのだろうか。