韓国自動車産業、脱出口はR&D…投資額はドイツ・日本のわずか20%(1)

  • 2015年9月4日

ソウル・小公洞のザ・プラザホテルで3日に行われた「産業競争力フォーラム第2回セミナー」で参席者が討論している。左から文勝煜産業通商資源部システム産業局長、朴弘栽韓国自動車産業研究所所長、安鉉実(アン・ヒョンシル)韓国経済新聞論説委員、朱鎮亨ハンファ投資証券社長、イ・ハング産業研究院専任研究員。

韓国自動車産業危機論が高まる中、自動車・自動車部品企業の研究開発(R&D)投資拡大が急を要するという指摘が提起された。グローバル金融危機以降5年間、韓国自動車企業のR&D投資額はドイツ、日本などの自動車先進国企業の5分の1に過ぎなかった。専門家らは電気自動車などのエコカー、自律走行車などの未来技術に対する投資と政府の関連部門規制緩和のスピードを上げるべきだと助言した。

国家未来研究院〔院長:金広斗(キム・グァンドゥ)〕が3日、韓国経済新聞の後援でソウル・小公洞(ソゴンドン)のザ・プラザホテルで「韓国自動車産業の現況と課題」を主題に開催された第2回産業競争力フォーラムのセミナーで、参席者が韓国自動車産業が競争力を強化するにはさらに積極的なR&D投資が必要だと指摘した。発表者として参加した韓国自動車産業研究所の朴弘栽(パク・ホンジェ)所長(現代自動車副社長)は「最近数年間、世界の自動車市場の成長を主導した中国などの新興国市場が停滞期に入ったためグローバル完成車企業の販売量がいっせいに減った」と分析した。

今年上半期の世界1位であるドイツ・フォルクスワーゲンの上半期販売数は504万台で昨年の上半期に比べ0.5%減少した。2位のトヨタは1.5%、3位のGMは1.2%減少し、5位である現代・起亜車も1.2%減少した。朴所長は「ドイツや日本企業はユーロ・円安により財務実績は良かったが、現代・起亜車と双竜(サンヨン)車など韓国企業は相対的なウォン高に主力市場であるロシアとブラジル沈滞まで重なり、構造的な困難を経験している」と説明した。また、「中国政府が自動車・部品産業R&D支援を増やして土地産企業等が海外で研究人材を大挙迎え入れたため韓国企業は中国とドイツ・日本の間に挟まれたサンドイッチ状況に陥っている」とし、「R&Dで競争力を引き上げる道が最善だと判断する」と話した。また「R&D投資の核心は人材だが、優秀な人材を確保することが容易ではないというのが最も難しい問題」と伝えた。