【社説】習近平の発言、中国は別段変わっていないのではないか

  • 2015年9月3日

朴槿恵(パク・クネ)大統領と中国の習近平国家主席が昨日、北京で首脳会談を行った。両首脳は最近の北朝鮮の挑発や北核問題、韓日中3カ国協力など韓半島(朝鮮半島)を含めた北東アジア情勢を議論したという。朴大統領は中国が公言している「北に対する建設的な役割」に大きな期待を表わし、習主席は両国関係が歴代最高の友好関係に発展していると応えた。

ところが最大懸案である対北朝鮮問題に関しては、これといった進展がなかった。「北核放棄」を「韓半島の非核化」と遠回しに話していた中国のこれまでの話法が変わることもなかった。習主席は北を指し示さずに「韓半島の緊張を高めさせるいかなる行動にも反対する」という立場を明らかにしただけだ。「意味のある6カ国協議が早期に再開されなければならない」という合意内容もやはり同じだ。さらに北の急変事態とその後の統一に向かう過程で中国が何をどのように協力するかは今回の会談でも依然として不明確だ。首脳間の隠密な対話をすべて公開することはできないが、統一問題について緊密な対話が行われたのではないようだ。中国の記念日以上の意味を見出せない。

議論の末に実行された朴槿恵大統領の訪中だった。韓国政府は何か進展があるように期待をいっぱいに膨らませていたが、肝心の特別な成果がない。せっかくお昼を共にしようと大統領がその議論を踏み越えて訪中したのではないか。今回の会談で、中国傾斜という批判に重みだけが載せられるように見えた。

中国の対北朝鮮の姿勢は変わっていない。韓国政府が期待する中国の対北朝鮮の影響力が発揮されにくいという事実だけを確認している。さらに北は最近、南北接触を通した合意文の発表も遺憾の表明であって謝罪ではないと主張している。次にはミサイルという観測が絶えない実情だ。朴大統領の次の行動が注目される。米国、日本など友邦との関係を確かめる方向に向かってこそ当然だ。韓米同盟の強化はもちろん、特に韓日関係の正常化が急務だ。来月から相次いで韓米および韓中日首脳会談が予定されている。中国にひたすら寄り添うのではない。韓日首脳会談も早期に開かなければならない。