【コラム】政争ばかりの政治、崩れる経済=韓国(2)

  • 2015年7月6日

なぜこのように韓国の政治家は国民の生活を後まわしにしてそのように政争に明け暮れるのか。それは韓国で政治権力があまりにも肥大しているからだ。「韓非子」五蠹編にこのような言葉がある。「昔(尭舜が)軽く王位を譲歩したのは高邁だったからではない。権力が小さいからだ。今日、官位をめぐり激しく争うのは人格が低いのでなくその権力が大きいからだ」。

政権を握れば莫大な権限を握る。その政府権力を自分の利益のために使える。自分を支持した人たちと集団にいくつか特恵を与えることができ、それによって自分の利益が増加する。自然な流れで不正腐敗も増える。

政治を正すためには政治権力を減らさなければいけない。実際、政治権力の源泉は国家権力にある。政治権力が肥大したのは国家権力が大きいからだ。したがって政治権力を減らし、政治を正すためには、国家権力を減らさなければいけない。国家権力を減らす憲法改正が必要な理由だ。

国家権力が減り、政治権力が減れば、消耗的な政争が消え、国民の自由な経済活動で持続的な繁栄を享受できる。政治の根本は国民の生活を豊かにするところにある。どうか政争から抜け出し、今の経済沈滞を克服し、本当に暮らしやすい大韓民国を作るための仕事をしてほしい。

アン・ジェウク慶煕大教授・経済学