「ニューロッテ」に拍車かける辛東彬会長…「韓日間でシナジー効果を」

  • 2015年8月27日

ロッテグループが韓国ロッテの事実上の持ち株会社であるホテルロッテの企業公開(IPO)をはじめ、支配構造改善および経営透明性強化作業に本格的に着手した。ロッテは26日、支配構造改善のためのタスクフォース(TF)チームを発足したと明らかにした。チーム長は李奉チョル(イ・ボンチョル)ロッテ政策本部支援室長(副社長)が引き受けた。

当初、辛東彬(シン・ドンビン、重光昭夫)会長の側近の黄ガク圭(ファン・ガクギュ)政策本部運営室長(社長)がチームを率いるとみられていたが、支配構造改善作業の相当部分が法務・会計と関連するため、グループ内の財務通の李副社長が適していると判断したという。TFチームの実務はグループ・系列会社財務担当役員、法務担当役員など役職員20人が担当する。サムイル会計法人、キム&チャン、ユルチョンなど外部会計・法務法人も諮問と監理に参加する。

辛東彬会長は「TFチームの構成はロッテグループの経営透明性を強化するための変化と革新の第一歩」とし「謙虚に着実に準備し、国民の信頼と期待を回復していく契機にする」と述べた。

TFはホテルロッテの企業公開、株式持ち合いの解消、持ち株会社への転換、経営透明性の向上を重点課題として推進する。ホテルロッテの企業公開は来月中に主管会社を選定した後、取締役会および株主総会を開き、作業に入る予定だ。

株式持ち合い解消は今月末に始め、11月末までに全体の80%を解消するのが目標だ。その後、残りの20%をすべて解消し、持ち株会社に転換するのが中・長期課題となる。また、一定の資産規模の非上場企業には社外取締役と監査を置くことにした。

ロッテは企業支配構造の改善とともに、韓・日ロッテ間のシナジー効果を生かす作業も加速することにした。

辛東彬会長はこの日、インド北部ニューデリーにあるチョコパイ新工場竣工式に出席する前、南部チェンナイのロッテ製菓工場を訪問した。辛東彬会長は金龍洙(キム・ヨンス)ロッテ製菓代表から現況報告を受けた後、韓・日製菓間の実質的な協力案を準備するよう指示した。11日の国民向け謝罪記者会見で「両社を合わせれば売上高5兆ウォン(約5000億円)となり、グローバル企業に飛躍できるチャンス」と述べたが、その延長線だ。

これを受け、韓国のロッテ製菓と日本のロッテ製菓が来月、向き合って座る。両社は当初10月に予定されていた「マーケティング交流会」を9月に操り上げ、韓国と日本で1回ずつ開いて具体案を模索することにした。商品開発、営業、販促など多方面にわたり共同で推進できるアイデアを探す。ロッテ関係者は「従来は日本は辛東主(シン・ドンジュ、重光宏之)前ロッテホールディングス副会長、韓国は辛東彬会長に区分されていたため、暗黙的に進出国、商品群などで衝突しないという原則があった」とし「ワン(one)ロッテになってシナジーに対する期待感が高まり、交流会の回数を従来4回から6回に増やす計画」と述べた。