韓国証券市場を覆う「経済悲観論」

  • 2015年8月20日

「株価下落よりも、韓国経済への信頼が失われていくほうが大きな問題です」。

KOSPI指数が1922ラインに落ちた19日12時20分頃。昼食を食べていて指数を確認したユ・サンホ韓国投資証券社長はこのように話した。製造業とサービス業の同時不振の中で、いつになく産業革新と構造改革が切実な状況なのに顕著な成果があらわれる兆しがないと、株式市場も希望を失われているという診断だった。

この日のKOSPI指数は0.86%(16.88ポイント)下落した1939.38で締め切った。今年1月26日(1935.68)以降7カ月ぶりの最低値だ。取引中には1915.91まで2%以上急落した。コスダック指数は取引場で6.81%暴落しながら投資家を「パニック」状態に陥れた。最終的に29.25ポイント(4.18%)下落した670.55で締め切ったコスダック市場は、上場企業の86.9%(956社)が下落するという「壊滅」的な様相を見せた。

今月に入ってKOSPI指数は4.47%、コスダック指数は7.54%下落した。外国人だけでなく国内機関も積極的に株式を持ち出して売っている。来月の米国の金利引き上げの憂慮のためだけではない。「投資するだけの株式が見つからない」というのが第一線のファンドマネジャーの哀訴だ。「製造業の2頭立て馬車」格であるサムスン電子・現代(ヒョンデ)自動車が中国企業などの激しい挑戦に直面した状況で、経済の持続的成長を引き出す産業や企業が見あたらないということだ。最近、中国の人民元の相次ぐ通貨切り下げが唯一韓国市場に大きな衝撃を追い立てたのも、経済基礎体力(ファンダメンタル)が脆弱になったためという説明だ。

イ・ジョンウIBK投資証券リサーチセンター長は「株式市場は韓国経済に垂れこめた暗鬱な展望を払しょくするきっかけを探してこそよみがえる」としながら「化粧品・バイオ株はもはや代案ではない」と話した。