「損失負担を最小化」…韓国造船業界、プラント契約方式変える

  • 2015年8月7日

海洋プラント事業で兆ウォン単位の損失を出した造船会社が受注契約方式を変えている。過去には契約後に追加費用が発生すれば造船会社がすべての責任を負ったが、新しい契約方式を採択すれば発注会社が追加費用を負担し、造船会社が損失を出す可能性は大きく減る。

造船業界によると、サムスン重工業は先月、固定式原油生産設備および半潜水式原油生産設備など2件の海洋プラント契約を「コストプラスフィー(cost plus fee)」(原価に利潤を加えて価格を決める契約)方式で締結した。

昨年まで造船会社の海洋プラント受注契約は「ランプサムターンキー(lump sum turn-key)(費用総額をあらかじめ決め、施工者がその費用内で設計、資機材購買、施工などすべての責任を負う契約)方式が中心だった。建造過程で追加費用が発生すれば施工者がその責任を抱えなければならない。造船会社が海洋プラント事業で数兆ウォンの赤字を出したのも、過当競争をしてランプサムターンキー方式を受け入れたからだ。

一方、コストプラスフィー方式で契約を締結すれば、追加の費用が発生しても発注会社が負担する。基礎設計と核心資機材の購入は発注会社が責任を負うという点でも過去の契約と差がある。ランプサムターンキー方式で受注すれば、造船会社は基本設計や核心資機材の生産を他社にまた発注しなければならない。国内の造船会社は基本設計および核心資機材生産能力がないからだ。設計に問題があったり核心資機材の生産が遅れる場合、その費用も造船会社が抱え込まなければならなかった。

発注会社が基礎設計と核心資機材の購入を担当すれば、造船会社は建造作業だけを引き受ければよい。業界の関係者は「建造作業だけをする場合、どれほどの費用がかかり、いつまでプロジェクトを終わられるか90%以上は予測できる」とし「大規模な損失が出る可能性が大きく減る」と述べた。現代重工業と大宇造船海洋も今後、海洋プラントプロジェクトを一括で受注するより、建造だけを担当する方式で契約を締結することを検討している。