「今年の韓国輸出、2009年以来最悪の見通し」

  • 2015年7月22日

グローバル投資銀行(IB)のモルガン・スタンレーが、今年の韓国の輸出増加率が2009年以来の最低値を記録すると展望した。

モルガン・スタンレーは21日「韓国の今年の輸出増加率はマイナス4.0%に終わるだろう」と発表した。グローバル金融危機で打撃を受けた2009年のマイナス13.9%以来の最低値だ。今年下半期の輸出増加率はマイナス3.1%を記録すると予想した。モルガン・スタンレーのエコノミストであるシャロン・ラム氏は「最も直接的な打撃は、韓国の最大輸出市場である中国の景気鈍化にともなう対中国輸出の減少」として「円安で韓国輸出品の価格競争力が落ちたことも輸出不振の原因」と説明した。今後、東南アジア諸国連合(ASEAN)地域などの新興国で中国企業らとの輸出競争が深刻化するだろうという点も韓国輸出の否定的な要因として挙げられた。

グローバルIBは今年前半期の輸出増加率(マイナス5.1%)についても否定的な評価を出している。野村証券は1日に発刊した報告書で「今年前半期の輸出は建造に2~3年必要とされる船舶輸出など過去の需要を除けば前年同期比8.8%減少したと集計された」として「6月の輸出も前年同期比で2.5日増えた操業日数を考慮すれば2008年以後で月別最大減少幅(12.3%)を記録した」と分析した。

14カ所のグローバルIBが推定した4-6月期の成長率(前年同期比)の平均値は2.7%と集計された。輸出不振に中東呼吸器症候群(MERS)まで重なったからだ。4-6月期も2%台の成長率を記録すれば四半期成長率は3四半期連続で3.0%を下回ることになる。