「世界の工場」米国…中国企業も集まる

  • 2015年8月5日

「世界の工場」が中国から米国へと変わりつつある。機械・電子などの高付加業種はもちろん低賃金労働の集約産業である繊維企業までが中国を離れて米国に巣を作っている。

4日ニューヨーク・タイムズ(NYT)によれば2000~2014年の工場設立・買収合併(M&A)などで中国企業が米国に直接投資した規模が460億ドル(約53兆ウォン)に達する。NYTは、中国を代表する繊維産業が急騰する賃金や高い物流コスト、政府規制などでこれ以上収支を合わせられなくなったとし今年4月、米国サウスカロライナ州に紡績工場を開いた中国のKierグループを例に挙げた。

ボストンコンサルティンググループが昨年基準で主な輸出国の製造業生産コスト指数を分析した結果、米国と中国のコストは100対96でほとんど差がなかった。生産性を考慮した製造業の賃金は中国が2004年の1時間あたり3.45ドルから昨年は12.47ドルと3.6倍に上がったが、米国はこの期間約30%上がった22.32ドルだった。NYTは米国の賃金が中国より2倍程高いが、安い燃料費と安い原材料価格、地方政府の税金優待などを考慮すれば製造コストの格差が出ないと分析した。

環太平洋経済連携協定(TPP)も中国企業の米国行きをあおる要因になっている。TPPに中国は参加していないが、今後協定妥結時に世界最大の市場を先行獲得できるため米国に生産拠点を移しているという分析が出ている。