【社説】輸出韓国がこうなった理由は何か

  • 2015年8月3日

輸出が7月も後退した。輸出額は前年同月比3.3%減少し、7カ月連続でマイナスとなった。半導体と鉄鋼を除いて自動車・石油化学・機械など主力品目の輸出が中国・米国・ASEANなど主要市場で振るわなかったからだ。特に一日の平均輸出額は18億6000万ドルに減り、2013年7月(18億3000万ドル)以来2年ぶりの最低水準となった。輸出量は6月に続いて2カ月連続で増加したが、船舶の輸出額が一時的に57%も急増した点を考えると大きな意味はない。むしろ輸出単価の急落で短期間内の輸出回復は難しいという観測が多い。さらに輸入額が輸出額より大幅に減り、今年の貿易規模は5年ぶりに1兆ドルを割るという悲観的な見方が出ている。

もちろん輸出不振は韓国だけではない。今年1-5月、世界10大輸出国の輸出がすべて減少し、うち日本、ドイツ、フランス、英国、イタリア、オランダなどの輸出減少率は韓国より大きかった。こうした点を考えると善戦したという産業通商資源部の主張も間違っていない。WTOの統計を見ると、同じ期間、世界の輸出規模は11.3%、貿易規模は12.6%も減少している。

しかし韓国の輸出の前途が見えないのも厳然たる現実だ。中国の成長率低下などやむを得ない外部の悪材料を取り上げるが、問題は良くなる兆しが見えない点だ。経済を回復させようと言いながら、産業の構造改革はなく、高コスト生産構造を打破するための労働改革や規制改革もない。輸出で生きている国が輸出企業を応援することもしない。韓国銀行(韓銀)の8月の製造業の景況判断指数(BSI)が70と、やや良くなったものの、基準値(100)をはるかに下回る。全国経済人連帯会議の8月の総合景気も90に達しない理由がここにある。

今年は3%成長が消え、2%台半ばなら幸いだという声が出ている。輸出の回復なく景気が回復するはずがない。政府と国会はまず企業の声に耳を傾けるべきだ。随所で危機を知らせる警告音がますます強まっている。