韓国の輸出、7カ月連続で減少

  • 2015年8月3日

低原油価格、円安などの影響で韓国の輸出が7カ月連続で減少した。2011年から続いてきた「年間交易額1兆ドル突破」にもブレーキがかかった。

産業通商資源部は今年7月の輸出額が466億1000万ドルで、昨年同月より3.3%減少と暫定集計されたと1日発表した。今年1月から始まった輸出の減少傾向が持続したのだ。

7月の輸入額は388億5000万ドルで昨年同月対比15.3%減少となった。昨年10月から10カ月連続で減った数値だ。主な原材料の輸入単価が下落した影響が大きかった。7月の貿易収支は77億6000万ドルで42カ月連続の黒字を記録した。

輸入が輸出よりも減ったことによる典型的な「不況型黒字」という分析だ。輸出と輸入が7カ月連続で共に減少して今年の年間交易額(輸出額+輸入額)が1兆ドルを突破するかは不透明となった。

韓国の交易額は2011年(1兆796億ドル)に初めて1兆ドルを超えて以降、昨年まで安定的に1兆ドルを上回っていた。今年7月まで交易額は5765億ドルで昨年同期より10.0%少なかった。この傾向でいけば今年の交易額は9883億ドルに終わる展望だ。

最近の輸出減少は、主力品目と主な市場で目立つというのが特徴だ。今年7月の韓国の13大主力輸出品の中で10品目の輸出額が1年前よりも減少した。

スマートフォンなど無線通信端末の輸出額は昨年7月よりも16.0%減少し、家電や自動車部品もやはりそれぞれ17.5%と10.7%減った。コンピューターや一般機械、自動車の品目は輸出額がそれぞれ6.5%、6.3%、6.2%減少した。13大品目のうち7月の輸出が増加したのは船舶(57.4%)・鉄鋼(16.4%)・半導体(6.6%)の3品目だけだ。

産業通商資源部の関係者は「世界の交易額の減少幅が大きくなっている上に原油価格の下落や円安などの否定的条件のために韓国輸出がなかなか回復できずにいる」と話した。

主な輸出国に対する成績表も良くない。サムスン電子の携帯電話の生産拠点があり電子部品を主に輸出しているベトナムと、最近景気回復の動きを帯びている米国などを除き最大輸出国である中国(マイナス6.4%)をはじめ日本(マイナス28%)、欧州連合(EU、マイナス5.6%)への輸出はいずれも減少した。韓国貿易協会のオ・セファン首席研究員は「最近、主な市場で韓国の輸出主力商品の競争力低下現象が明確にあらわれている」と分析した。

下半期の輸出の見通しも否定的だ。国際石油価格が追加して下落すれば韓国の石油化学・石油製品の輸出額は今より月平均で20億ドル以上減少すると産業部は予想している。米国の経済制裁の解除でイランが原油輸出を増やすだろうという期待心理で原油価格は追加下落する公算が大きい。

韓国輸出の柱の役割をしてきたスマートフォンの輸出額の減少傾向も明らかだ。先月初めにLG経済研究院は今年の輸出と輸入が昨年よりもそれぞれ4.7%、14.4%減ると見通した。

ナ・ソンファ産業部輸出入課長は「今月中に予定されたサムスンのギャラクシーS5ノート、起亜のK5など携帯電話や自動車の新製品発売、半導体の輸出が好調傾向を見せるだろうという展望で、それなりに輸出回復に期待をかけている」と話した。