北朝鮮住民にも無視される「北朝鮮貨幣」

  • 2014年12月3日

2009年の北朝鮮の貨幣改革後、境界地域はもちろん内陸住民たちの実生活でも北朝鮮貨幣が徹底的に無視されていることが明らかになった。韓国経済新聞の特別取材チームが会った中国延吉の対北朝鮮事業街や丹東・琿春の現地消息筋の一致した伝言だった。

中国境界地域の商人たちは、北朝鮮のお金を受け取らなくなってもう久しい。北朝鮮が2009年11月、旧券と新券を100対1で交換する貨幣改革を突然行うと、物品を渡して北朝鮮のお金を受け取った事業家らは大きな打撃を受けた。境界地域全域が深い背信の空気に包まれた。延吉中心街の銀行のそばに三々五々集まっていた朝鮮族の両替商は「北朝鮮のお金を交換できるか」という質問を、せせら笑いで一蹴した。元やドル、ユーロ貨幣だけが取り引きされている。

取材チームが今回確認したのは、北朝鮮内の市場など住民の商取引でも北朝鮮貨幣が排除され始めたという点だ。豆腐1丁売っても99%、元で受け取ろうとする。価値保護の手段だけでなく流通手段としても北朝鮮貨幣の魅力が大きく落ちたという意味だ。これに伴い、北朝鮮ウォンの為替レートは貨幣改革直前の2倍である1ドル=8000ウォン台のドル高・北朝鮮ウォン安となった。北朝鮮当局が公式に定めた為替レート100ウォンとは比べものにならない差だ。